韓国は現在尋常ではないインフレに襲われています。
そのため、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領はじめ、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官や『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁も「物価安定」を第一の政策目標とすることで一致しています。
2022年06月16日、『韓国銀行』から「2022年05月の輸出入物価指数」。
2022年5月の輸出物価は前月比3.1%上昇、輸入物価は前月比3.6%上昇
ㅇ前年同月比では輸出物価は23.5%上昇、輸入物価は36.3%上昇
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年05月の輸出入物価指数」
『韓国銀行』がこのような輸出入の物価についてのデータを公表しているのは、当然ですが、その結果が韓国の貿易でのもうけに直結しているからです。
もう何度だっていいますが、韓国は貿易でのもうけが減少してくれると国が傾くのです。貿易でのもうけを示す貿易収支は「輸出 – 輸入」で求めます。
当然、輸出物価が上がればもうけが大きくなりますが、輸入物価が上がると貿易のもうけは少なくなります。
韓国は今、「貿易収支が赤字だー」「貿易収支が減少している」と恐れていますが、これは、「輸出よりも輸入が増加しているため」です。
上掲のとおり、この傾向は直近2022年05月も継続しているのです。
『韓国銀行』による「輸出物価指数」と「輸入物価指数」は以下のようになります。これは「2015年=100」としたものなのですが……。
指数を見ると、輸出物価は「31.35%」上昇なのに対して、輸入物価は「53.74%」も上昇しているのです。
これで貿易のもうけが減らないわけはないです。韓国の危ない状況は続きます。
(吉田ハンチング@dcp)