小ネタかもしれませんが、韓国が「詰めろ」的な状況になっていますのでご紹介します。
野党に転落した『共に民主党』の党首である李在明(イ・ジェミョン)国会議員にいよいよ検察の手が届くのではないかという局面になっています。
最側近といわれる人物が次々に拘束されて、李在明(イ・ジェミョン)さんは今や裸単騎状態です。
もう自分自身しか切る牌はありません。
いよいよ大詰めで『共に民主党』が慌てる
すでに大統領選挙時の虚偽事実の公表については検察から起訴されていますが、本命である城南市長時代、京畿道知事時代の疑惑がいよいよ大詰めです。
そのため、国会の過半数を占めている『共に民主党』の内部から、李在明(イ・ジェミョン)さんの司法リスクにちいて懸念する声が上がっています。
例えば、『共に民主党』に所属するチョ・ウンチョン議員は、2022年11月21日、ラジオ番組に出演し、「最側近が相次いで拘束されたのに、『物議を醸して申し訳ない』という意志を示す時間ぐらい、これまでになかったのか」と述べました。
今さら何を言っているんだという話ですし、そんなことを李在明(イ・ジェミョン)さんが述べたところで状況が変わったとも思えません。
党首が起訴されたら……な規約がある
また、パク・ヨンジン議員は『共に民主党』が08月に改正を行った同党の規約80条について触れ、「80条を適用する問題を議論しなければならない時ではないか」と述べています。
この80条は、Money1でもご紹介したとおり、「不正腐敗に関する法律違反の疑いで起訴されたら、党代表職を停止するが、それが政治報復と認められる場合には、党務委員会の議決でこれを取り消すことができる」というものです。
つまり、党代表が不正腐敗の法律違反で起訴されることを見越した規約で、傑作という他ありませんが、パク議員の指摘どおり、まさに準備はしておかないといけない状況に追い込まれています。
『共に民主党』の議員が今さら声を上げたところで時すでに遅し。李在明(イ・ジェミョン)さんが疑惑の総合商社であることを百も承知の上で党首にかついだわけですから自業自得もいいところです。
李在明(イ・ジェミョン)さんがやたらと「政治報復だ」などと声高に述べるのは上記80条絡みのことだと推測できます。
党首の座から滑り落ちたら、また国会議員でなくなったら「おしまい」だと知っているので、最後の最後まで現在のポジションにしがみつくつもりではないかと見られます。
李在明(イ・ジェミョン)さんの処遇を巡って、巨大野党『共に民主党』に亀裂が入ろうとしています。政府与党『国民の力』からすれば、まさに思うツボという状況になりつつあります。
大変に興味深い事態になってきました。
(吉田ハンチング@dcp)