2026年04月09~10日、中国の王毅外相(外交部の部長)が北朝鮮を訪問し、金ちゃんファミリー3代目の金正恩さんと会談を行いました。

以下は中国の外交部が出したプレスリリースです。全文和訳します。
朝鮮の最高指導者・金正恩が王毅と会見
現地時間2026年04月10日、朝鮮労働党総書記・国務委員会委員長の金正恩は、平壌の朝鮮労働党中央本部において、中国共産党中央政治局委員・外交部長の王毅と会見した。
王毅は、習近平総書記から金正恩総書記への親しい挨拶を伝え、朝鮮労働党第9回大会および朝鮮第15期最高人民会議の成功裏の開催を熱烈に祝賀し、金正恩総書記同志を首班とする朝鮮労働党中央の強力な指導の下、朝鮮人民全体の共同の努力により、朝鮮の社会主義建設事業は必ずや絶えず新たな段階へと進むであろうとの確信を示した。
王毅は次のように述べた。昨年09月、金正恩総書記同志は中国訪問を成功させ、中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に出席した。
習近平総書記は総書記同志と歴史的な会談を行い、中朝関係に戦略的な指針を与え、両国関係が新たな局面を開くことを推進した。
中国側は、両党・両国の最高指導者が達成した重要な共通認識を朝鮮側とともに着実に実行し、交流と往来を密接にし、実務的協力を促進して、中朝の伝統的友好関係に新たな時代的内実を注入することを望んでいる。
習近平総書記は、中朝はいずれも共産党が指導する社会主義国家であり、共通の理想信念と奮闘目標を有していると指摘した。
変動と混乱が交錯する国際情勢に直面する中で、中朝はそれぞれの主権、安全、発展利益を断固として守ると同時に、重大な国際および地域問題における意思疎通と協調をさらに強化し、広範な発展途上国の共通利益を守り、世界の平和と発展を維持するために相応の貢献を果たすべきである。
金正恩は、王毅同志が代表団を率いて訪朝したことに歓迎の意を表し、習近平総書記への親しい挨拶と良好な祝意を伝えるよう依頼した。
金正恩は、昨年9月の中国訪問で習近平総書記と会談した情景が今なお鮮明に記憶に残っていると述べ、自身と習近平総書記との会談で達成された重要な共通認識が具体的に実行されていることを大変喜ばしく思うと表明した。
また、中朝関係は両党・両国人民の意思と願いに沿って新たな高みに引き上げられたと述べた。
現在、国際情勢は急激に動揺し変化しており、中朝関係を不断に深化・発展させることは両国の共同利益に合致し、朝鮮労働党と政府の確固たる意思であり既定の政策であると強調した。
朝鮮側は、習近平総書記が提唱した「人類運命共同体」理念および四大全球イニシアチブを全面的に支持し、台湾問題などにおいて国家主権と領土の完全性を守る中国側の正当な立場とあらゆる努力を断固として支持する。
朝鮮側は、朝鮮労働党第9回大会で確立された壮大な青写真を契機として、中国側とともに社会主義を核心とする中朝友好協力関係を引き続き深化させ、高位級交流を強化し、戦略的意思疎通を緊密にし、相互支持を堅持し、それぞれの社会主義事業の発展を推進し、両国人民の福祉と世界の平和と安定のために相応の役割を果たすことを望んでいると述べた。
朝鮮外務省の招待により、王毅は04月9日から10日にかけて朝鮮を訪問した。訪問期間中、王毅は朝鮮外相の崔善姫と踏み込んだ会談を行い、また江東郡にある中国人民志願軍烈士陵園を訪れて献花・参拝した。
⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「朝鲜最高领导人金正恩会见王毅」
中国側は北朝鮮に何を要求したか?
気になるのは、中国側が北朝鮮に何を要求したか――です。
このプレスリリースでは「中朝の伝統的友好関係に新たな時代的内実を注入することを望んでいる」と書かれています。
トランプ大統領が訪中することになれば、「北朝鮮」の問題が俎上に載せることが予想されます。
ベネズエラ・イランと独裁政権の中枢が次々とアメリカ合衆国の斬首作戦によって破砕されています。
中国からすれば、自由民主主義陣営とのバッファソーンである北朝鮮が自由民主主義国になってしまうのは困るので、(全然役に立たない上に足を引っ張る北朝鮮ですが)、金ちゃんファミリー3代目による支配を続けてもらった方が無難ということになります。
中国側が要求した「新たな時代的内実」とは何か?――です。
中朝関係は両党・両国人民の意思と願いに沿って新たな高みに引き上げられた――が傑作で、中華人民共和国と朝鮮民主主義人民共和国は同じ独裁国家であり、そこに「人民」などいません。
自由民主主義のない国で、独裁者・独裁党に支配されている哀れな人たちがいるだけです。
この哀れな人たちは、中国・北朝鮮の関係が新たな高みへ上がることなど望んでいません。毎日きちんとご飯が食べられ、安心して暮らしていけることを望んでいるのです。
金ちゃんファミリー3代目は、「台湾問題などにおいて国家主権と領土の完全性を守る中国側の正当な立場とあらゆる努力を断固として支持する」そうです。
21世紀なって四半世紀が過ぎたというのに、「中国側とともに社会主義を核心とする中朝友好協力関係」を推進されるそうですので、まったく間違いで流行ってもいない方向になお走り続けるとのこと。
明後日の方向に進み続ける独裁国家の国民は実に哀れです。
(吉田ハンチング@dcp)








