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「国債残高1,000兆」それがどうした。日本の財務大臣のポンコツ発言

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『Reuters(ロイター)』に興味深い記事が出ています。

『日本銀行』の黒田総裁が退任するのに当たって、鈴木俊一財務大臣に取材しているのですが、これが最強にヘボまったことをおっしゃっています。以下に一部を引用します。

(前略)
一方、「コロナ対応など累次の補正予算編成で財政状況は厳しさを増している。この間国債発行残高が1000兆円に達する状況となっていることは強く認識している」と述べた。

今後の課題について、「2025年度にプライマリーバランス(PB)の黒字化を目指し、これによって債務残高の対国内総生産(GDP)比率を安定的に引き下げる方針のもと、責任ある経済財政運営に努める」と語った。
(後略)

⇒参照・引用元:『Reuters』「日銀黒田体制10年、デフレでない状況作るも国債残高1000兆円=財務相」

ばかばかしいご意見です。

国債が1,000兆円に達するからどうだというのでしょうか。

それで政府は破綻したのでしょうか。また、破綻するのでしょうか?

日本政府は破綻などしません。必要なお金は幾らでも刷れるからです(ただしインフレには注意!)。国債による負債は、円建て発行であって、これは日本円を刷れば返済可能です。

MMT的な視点に立てば、これほどアホらしい話はないのです。

破綻するはずがない政府の黒字をなぜ達成しなければならないのでしょうか。

政府と中央銀行は一体と考えます。中央銀行は建て付け上は独立していますが政府に逆らって存在できるわけではありません。

日本のような通貨主権の強い国は、むしろ政府は赤字でなければなりません。

なぜなら、政府の赤字は民間の黒字になるからです。

「2025年にプライマリーバランスを黒字にする」などと述べていますが、当然、増税を仕掛けてくるに決まっています。

日本政府を黒字にして得られるものは、国民の負担増と財務省の満足だけで、むしろ民間消費など経済の地力を奪うことになるでしょう。

最近「5公5民」という言葉が注目されましたが、これ以上税金を上げて国民を苦しめ、それを良しとするだろう政府など、日本人は承認すべきでしょうか。

必要のない政府の黒字を達成するために、です。

日本人は財務省に対して「いい加減にしろ」とNOを突きつけるべきなのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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