業績開示シーズンになっておりまして、2023年04月26日、韓国『LGディスプレー』が2023年第1四半期の業績を公示しました。
以下をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。2023年第1四半期
総売上:4兆4,110億5,600万ウォン(-31.84%)
営業利益:-1兆983億5,800万ウォン(赤字転換)
当期純利益:-1兆1,531億ウォン(赤字転換)※( )内は対前年同期比の増減。
総売上が対前年同期比で「-31.84%」。売上が1年前のほぼ7割まで縮小してしまいました。
ディスプレーパネルの販売比率は、
TV用:19%
IT用:38%
モバイル用:32%
車両用:11%
IT用:38%
モバイル用:32%
車両用:11%
となっています。
家電・IT系の不況をかぶって、売上も下がり、営業利益は対前年同期と比較して赤字転落です。
2022年第4四半期は「営業利益:-8,757億4,200万ドル」だったので、営業利益の赤字額は増加しました。25.4%の赤字増です。
ただし、当期純利益の方は、「2022年第4四半期:-2兆938億100万ドル」から「2023年第1四半期:-1兆1,531億ウォン」まで、赤字額はほぼ半分になりました。
しかし、赤字が減ったと喜べる状況ではありません。
もはや価格競争では、『BOE』を筆頭とする中国企業には勝てません。Money1でも先にご紹介したとおり、LCDの韓国内工場は終了(設備は売却を推進中)。『LGディスプレー』によれば、中国工場は50%のみの稼働となっているとのこと。
いまだ『サムスン電子』と『LGディスプレー』は、OLEDについては中国企業とはいまだ技術格差があるとしていますが、それも時間の問題かもしれず、韓国がディスプレーで大もうけできた時代は終わろうとしています。
(吉田ハンチング@dcp)