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【韓国の輸出】の回復は中国に次いで速い!という自慢はお話にならない

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韓国メディア『中央日報(日本語版)』に「『韓国の輸出回復傾向、中国に次いで速い』…WTO上位圏で4位」という記事が出ました。韓国の01-09月の輸出は前年と比較して「8.7%減少」となっているが、WTO加盟国で比較すると輸出規模は世界第7位、対前年比で比較すると、「中国:0.8%減少」「オランダ:8.0%減少」に次いで減少幅は小さかった、という主旨です。

こういうのを「よかった探し」と言います。クラス全員の平均点が60点なので「70点を取ったオレはエラい」みたいな自慢の仕方です。

韓国はそんな「よかった探し」をしている場合でしょうか。2017年01月~2020年10月の韓国の輸出金額(月次)の推移グラフを以下に掲載します(『韓国銀行』が公表している国際収支統計から筆者作成)。

上掲のとおり、韓国の輸出金額はコロナ禍のせいもあり、大きく落ち込んでいます。注意していただきたいのは、2019年も2018年に比べれば輸出金額は平均して落ちている点です。2017~2020年の月平均の輸出金額を出すと以下になります。

2017年:483.6億ドル/月
2018年:521.9億ドル/月
2019年:468.3億ドル/月
2020年:422.6億ドル/月

論より証拠で、このとおり2018年をピークに韓国の輸出は落ち込んでいます。しかも韓国は輸出しかない国です。2019年は2018年より落ち、2020年は2019年より落ち……と右肩が下がっている状況なのです。この状況で2019年より8.7%減少で済んでいるなんて主張することになんの意味があるでしょうか。

100点取らないといけないのに、みんなも悪いので……といっているようなものです。韓国に必要なのは他の国と比べて相対的に良かったなどという結果ではありません。月次の輸出金額を少なくとも「500億ドル」まで戻すことです。

⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「『韓国の輸出回復傾向、中国に次いで速い』…WTO上位圏で4位」

(吉田ハンチング@dcp)

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