ようやく法定管理が開始される予定の韓国『双竜自動車』ですが、再建方向で話が進みそうです。『双竜自動車』を買収する意向を示している企業が2-3社あることが報じられています。
M&Aで手を上げたことが判明しているのは、
『EDISON MOTORS(エジソン・モータース)』
『バクソクジョンアンドカンパニー(박석전앤컴퍼니)』
『バクソクジョンアンドカンパニー(박석전앤컴퍼니)』
です。『エジソン・モータース』は電気バスのメーカーで、『バクソクジョンアンドカンパニー』はプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)『ヒョンリムパートナーズ』の子会社。これまでバイオ・ヘルス分野でM&A投資先を物色する動きを見せてきました。
↑『エジソン・モータース』の電気バスは有名(同社公式サイトより)
『バクソクジョンアンドカンパニー』は2021年03月31日にソウル回生裁判所に、『双竜自動車』の買収と投資意向書を提出したとのこと。
M&Aの意向を示す企業が出てきましたので、法定管理に入った後でもこれらがまとまれば再建に向けて動きます。もしどの企業も諦めることになれば清算です。
もう一つ。『双竜自動車』社長が辞任しました。『双竜自動車』労働組合は、法定管理に入り、引き続き社長が責任者として同社の管理を続けることに反対していました。『双竜自動車』をここまでにした経営上の責任があるからです。しかし、この辞任でこれは解消されました。
ソウル回生裁判所が法廷管理を開始してもまだ波乱が続きそうです。
(吉田ハンチング@dcp)