2020年12月03日、『日本経済新聞』に「日中韓首脳会議の年内開催は見送り」との報道が出ました。この会議はホスト国を持ち回りで務める形で開催されてきました。本年のホストは韓国です。
しかし、日本の菅首相は、「差し押さえられた日本の企業資産を売却しないと韓国政府が保証しなければ、韓国には行かない」と明言しました。
そのため、ここのところ韓国から説得の使者(?)がやたらに訪日していました。しかし、菅首相・日本政府が原則を崩さないため、韓国政府も手詰まり状態。菅首相が訪韓しないということは、「首脳会議」にはならないわけで、ホスト国である韓国の面目は丸つぶれです。
2020年もほとんど日程がなくなりましたので、『日経』から「年内開催は無理でしょ」と記事が出たわけですが――12月04日、韓国政府からの反応を韓国メディア『中央日報(日本語版)』を報じました。
見送りは「まだ決まってはいない」
という返しです。
同紙の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
姜ミン碩(カン・ミンソク)青瓦台報道官は3日午後、日本経済新聞(日経)の報道に対して「韓日中首脳会議(見送ったかどうか)に関連しては決定されたのがない(原文ママ:筆者注)」と伝えた。
(後略)
と大統領府の報道官は述べていますが、菅首相が原則を曲げない限り「首脳会議」の開催は不可能。すでに時間もないので、ただの強がりにしか聞こえません。
(吉田ハンチング@dcp)