中国が米国債を154億ドル増やす。外貨の積み上がりを米国債に換える

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アメリカ合衆国財務省が「合衆国公債の主要ホルダーと保有金額」を公表しましたので、毎度おなじみですが、中国の保有高を確認してみます。以下です。

⇒データ出典:『アメリカ合衆国 財務省』公式サイト

2021年11月末時点で中国は合衆国公債を「1兆808億ドル」(約123兆9,353億円)保有しています。前月が「1兆654億ドル」(約122兆1,694億円)でしたので「154億ドル」(約1兆7,659億円)も増やしました。

ここまでの保有額の推移を見ると以下のようになります。


単位:億ドル

2021年10月、11月と急激に保有額を伸ばしています。この背景にはコロナ禍からの回復で輸出が増え、貿易収支が絶好調なことがあると思われます。外貨が積み上がるのを合衆国債に換えているのです。

中国はもとから弱かった内需が現在メタメタになっていますが、輸出は好調で外貨を稼いでいるのです。中国の貿易収支がどのようになっているのかについては別記事を仕立てますので、お読みいただければ幸いです。

(吉田ハンチング@dcp)

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