韓国『サムスン電子』が公表した四半期報告書に非常に興味深いデータがあります。
読者の皆さまもご存じのとおり、『サムスン電子』は中国に法人を持ち、工場を造り、生産も行っています。同社は生産・販売・研究開発など30の法人を有しているのです。
출처 : https://www.sedaily.com/NewsView/29PLP6OZOM
2023年第1四半期時点で、この『サムスン電子』中国法人の売上が「5兆5,652億ウォン」となりました。
全体の売上が「63兆7,453億ウォン」ですから、『サムスン電子』全体の売上に占める同社中国法人の売上は「約8.7%」。
実はこの数字はかなりショッキングなものです。以下が、同社中国法人の全体売上に占める割合の推移です。
2019年には、『サムスン電子』中国法人の占める割合は、2割とはいかないまでも「18.1%」ありました。
ところが、これが右肩下がりとなり、2023年第1四半期にとうとう一桁台にまで落ちたのです。これは中国に置いた法人の売上が急速に縮小していることを示しています。
さしもの『サムスン電子』も中国市場で苦しい状況になってきたのです。
(吉田ハンチング@dcp)