韓国通貨「ウォン」の安値トレンドに注目しております。2020年05月07日(木)(ほぼほぼ)締まりました。08:01現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
ウォン高が強く進行し、前日始値よりも下(ウォン高方向)に値が戻りました。「1ドル=1,220ウォン」が割られるという結末です。
07日全体のプライスアクションをローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
07日は始値が天井という日で、開場する下落。レンジ「A」から下へブレイク。レンジ「B」からも下へブレイクしますが、いったんは戻し「ダブルトップ」を作ってまた下落。レンジ「C」へ。
また下へレンジブレイクし、レンジ「D」を作ってさらに下落。この下落でつけた「1ドル=1,217.12ウォン」が天底になります。さすがにココから戻しが入りますが「1ドル=1,220ウォン」まで達することはできませんでした。
というわけでついに「1ドル=1,220ウォン」を割られてしまいましたが、上掲のように日足チャートではまだレンジの中です。
問題はどちらにレンジブレイクが起こるかです。株式やFXの取引をされる方はご存じのことですが、このレンジブレイクはヒゲではダメです。ローソク足の実体線で破らなければなりません。
ですので、仮に本日またウォン高方向へ進行したとしても、およそ「1,211ウォン」がローソク足の実体線で破られないのであればそれはまだ驚くに値しません。また逆に、ウォン安方向に進行したとしても、およそ「1,236.10ウォン」をローソク足の実体線で突破しないことには、フェイズが変わったとは考えられません。
ともあれ、間もなく2020年05月08日(金)の韓国時間がスタートします。また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年05月08日(金)の市場が開きました。10:24現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)