【デイトレ・スキャル始める前に】必須知識③「ローソク足」その02

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ローソク足の基礎知識の続きです。

ローソク足が「始値」「高値」「安値」「終値」の四本値から成っていることはお分かりいただけたでしょう。重要なポイントは数値ではなく、数値を体現している「形状」です。これを理解し、実際の取引に生かせることが重要なのです。

まず、ローソク足の長さは買い勢力・売り勢力の強さを示します。

「知っているよ」「分かっているよ」というかもしれませんが、実際に取引を始めてチャートの動きをリアルタイムで見ていると、頭に血が上りこのような基本的なことすら目に入らなくなるものなのです。

またヒゲは、買い勢力・売り勢力の強さを示しています。ローソク足の実体部分にだけ気を取られるのではなく、ヒゲが上下どちらに出ているのか、またそのヒゲの長さはどうかで買い勢力・売り勢力の強さを判断できるのです。

陽線・陰線とひと口でいっても、ローソク足が示すプライスアクション、その意味はそれぞれに全く異なるのです。

また、ローソク足の中で「実体部分のないローソク足」は非常に重要です。このようなローソク足はトレンドの転換時(上昇から下降、下降から上昇)に現れることが多く、これらを見逃さないことがトレードに勝つために必須です。

上掲のようなローソク足の意味は毎日チャートを見ていることで徐々に分かってきます。トレードを一度もしたことがない人がこのようなローソク足の種類を全て暗記したとしても、実際のトレードの際にすぐ役立てることはほぼ不可能です。

実際にトレードを行い、(誠に申し訳ないのですが)痛い目に遭いながら身に付けていくしかないのです。しかし、知っているのと知らないのでは全くチャートの見方は異なります。

ですから、デイトレード・スキャルを始める前にまずローソク足について知り、トレードを始めたらもう一度ローソク足の基礎知識に戻ってきてください。トレードの回数を重ねれば重ねるほどローソク足の真価を理解できるはずです。

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