先に『Investing.com』のチャートでは見えないけれども『TradingView』のチャートでは記録されている「異常にヒゲの長いローソク足」について触れました。実はこの奇妙なローソク足は、03月に入ってから現在(06日(金)15:00)まで3カ所(時間帯)で確認できます。以下のドルウォンチャートをご覧ください(チャートは『TradingView』より引用:以下同)。
上掲の「2020年03月02日14:48~03月03日23:55」の「A」「B」の時間帯。
上掲の「2020年03月04日06:10~03月05日13:21」の「C」の時間帯の計3カ所です。03月06日(金)15:00の段階ではまだそれ以外に出現しておりません。それぞれの時間帯付近を拡大してみると以下のようになります。
上昇(ウォン安方向に進行)しても必ず下(ウォン高方向)に戻されており、またそれぞれのローソク足の先端(ほとんどはヒゲ)が奇妙に「ある値」でそろっています。
邪推かもしれませんし、チャートを見過ぎた筆者の妄想かもしれませんが、これは「何者か」の介入を示すものではないでしょうか。つまり、ウォン安圧力が高まって、一気にある値まで上昇すると瞬時に反対売買を行って抑え込む――これを行った跡ではないか、と。
また、ウォン安への動きを瞬時に抑え込もうとするのでローソク足はどれもヒゲのあるものになることが多く、抑え込まれているぶん上下の値動きが制限され、ある価格帯で連続するローソク足がまるで群生しているように見えるのではないでしょうか。いささかガンダム的な表現になりますが「弾幕が厚い状態」に見えてしまうわけです。
もし、本当に何者かの介入によるものであれば、その時々のウォン安阻止線(「防衛線」といってもいいです)を図らずも教えてくれていることになります。例えば以下のように推測はできないでしょうか?
あくまでも推測ですし、そもそもtradingviewの記録が間違っているかもしれません。また、本当に韓国通貨当局が介入しているかどうかは、「何者か」のご本人が明かしてくれないと分かりません。ですが、通常ではあり得ない奇妙なローソク足に見えます。皆さんはどう思われますか?
※株式やFXの取引をしないため、ローソク足についてよく知らないという方は、以下の記事を参照してみてください。日本で発明されたローソク足は、トレーダーにとって最強のツールなのです。
追記
上記でご紹介した奇妙なローソク足ですが、4カ所目が出現しました。以下の記事を制作しましたので併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)