「年金だけでは暮らしていけない。2,000万円の貯金が必要である」なんて話が広まって以降、どの世代でも「投資」についての関心が高まっているそうです。NISAやiDecoなど、今すぐにでも利用を始めるべきシステムもありますが、中にはFX、株式などの投資に目を向ける人も多いようです。
デイトレードやスキャルピングは投資とはいわない!
しかし、Money1では何度もご紹介していますが、デイトレードを投資とはいいません。デイトレードはいくらよくいっても「投機」です。
自らの損失を赤裸々に語った大和銀行ニューヨーク支店に勤務した井口俊英さんによれば、「デイトレードとは、投機と賭博の間のきわめて狭い部分に位置する」(引用元などは記事末のURL過去記事を参照してください)となります。
もっと短時間でお金を稼ぐ(損をする)スキャルピングもまた投資とはいいません。デイトレードよりもさらに賭博に近付きます。
「投機と賭博の間」での売買を続けて市場にとどまれるのは1割の人だけだといわれています。それでもデイトレードやスキャルピングを行いたいという人が増えているというのは、手早くお金を増やしたいと願う人が多いからなのでしょう。
それでも「投機と賭博の間」で勝ちたいなら
ともあれ、デイトレードなどの「投機と賭博の間」で勝つことができる人、勝ち続けることができる人がいるのも確かです。このような勝者はいずれも例外なくチャートを見ることに長けています。
実は、株式であれFXであれ、チャートの見方は変わりません。というのは、何が対象だったとしても、結局人間が取引した結果として現れるのがチャートだからです。
つまり、チャートの見方が分かっていなければ、株式であれFXであれ、「投機と賭博の間」では勝つことができないのです。逆にいえば、チャートの見方さえ理解していれば勝つには十分なのです。現実に勝っている人が「手法は別に特別なものではない」「インジケーターは特に何も使っていない」とよく言うのは、そういう点からきているわけです。
では、「投機と賭博の間」で勝つのに必要十分なチャートの見方とは何なのでしょうか?
※この項別記事に続きます。
⇒参照:『Money1』「『投資』と『投機』の違いは何? 『デイ・トレード』を投資とは言わない!」
https://money1.jp/?p=6470
⇒参照:『Money1』「『ソロスのおっちゃん』が嫌われるのにはワケがある」
https://money1.jp/?p=3511
(柏ケミカル@dcp)