2020年05月07日、韓国銀行から04月末時点での韓国の外貨準備が公表されました。
以下のようになっています。
外貨準備高:4,040億ドル(前月比:約38億ドル増加)
<<内訳>>
⇒Securities 3,615億ドル(約38兆4,087億円)
(証券類)
前月比:39億ドル増加
⇒Deposits 312億ドル(約3兆3,149億円)
(預金)
前月比:5億ドル減少
⇒SDRs 33億ドル(約3,506億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:1億ドル減少
⇒IMF position 32億ドル(約3,400億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:4億ドル増加
⇒Gold 48億ドル(約5,100億円)
(金)
前月比:変わらず
※円換算は2020年05月07日「1ドル=106.25円」のレートで算出
⇒データ引用元:『韓国銀行』「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of April 2020)」
http://www.bok.or.kr/viewer/skin/doc.html?fn=202005060218131610.hwp&rs=/webview/result/E0000634/202005
Securities(証券類)が39億ドルも増えていますが、これがどのような性格のものかは例によって分かりません。先にご紹介したとおり、01月末から02月末にかけて50億ドルも合衆国公債を減らしました。
今回の「04月末時点で増加したSecurities(証券類)」の中に、どのくらい合衆国公債が含まれているのかについてはアメリカ合衆国の財務省が公表するデータで確認できます。06月中旬までかかりますが。一方、現金たるDeposits(預金)は5億ドル減少しました。
韓国銀行では「既存の外貨資産の運用益が増加したことで外貨準備高も拡大した」と説明しています。
(柏ケミカル@dcp)