韓国文在寅大統領の奥さん、金正淑(キム・ジョンスク)さんの衣装・アクセサリーなどの代金が政府の特殊活動費から支出されているのではないか、という疑惑についてです。
ネット民の皆さんが金さんの衣装の点数などを数え上げ話題となっているためか、青瓦台・大統領府が動きました。
2022年03月29日、青瓦台・大統領府はメディアで報じられている疑惑について、はっきりと否定する以下のようなプレスリリースを出しました。
金正淑夫人の公式行事衣装に関連して、特殊活動費の使用など根拠のない主張を提起しているが、全く事実ではありません。
任期中、大統領配偶者として衣類購入目的で特殊活動費など国家予算を編成して使用したことはなく、私費で負担しました。
海外巡訪の儀典や国際行事用に支援された衣装は寄付または返却しました。
国家間首脳会談、国賓海外訪問、外賓招待行事など公式活動遂行時、国家元首および大統領夫人の外交活動のための衣装費用は、行事付帯費用として厳格な内部手続きに基づいて必要最小限のレベルで予算を一部支援しています。
大統領秘書室の特殊活動費が国防、外交、安保などの事由で具体的に公開するのが難しいという点を口実にして無分別に事実と違うことを主張がされており、誠に遺憾です。
このプレスリリースをもって、韓国メディアでは「衣装は自費だと否定した」と報じていますが、果たしてそうでしょうか?
「国家元首および大統領夫人の外交活動のための衣装費用は、行事付帯費用として一部支援している」と明確に書いてあります。
つまり、「特殊活動費で衣装代を編成したことはない」と明言していますが、しかし「衣装代を政府予算から出していない」「全部自費だった」ということにはなりませんし、そう言ってはいません。
一応、この行事付帯費用は「厳格な内部手続きに基づいて必要最小限のレベルで予算を一部支援」となっていますが、ここがお手盛りになっている可能性はあります。
さらに「海外巡訪の儀典や国際行事用に支援された衣装は寄付または返却した」という部分が問題です。
つまり、「予算を支援された衣装があった」(一部にしろ政府にお金を出してもらった衣装は存在する)といっているに他なりませんし、この寄付・返却というのは議員などがよく言い訳にする「返却した(からいいよね)」です。
つまり、特殊活動費で特別に衣装・アクセサリー代という名目の予算は編成しなかったが、「行事付帯費用」から出ていた――ということではないでしょうか。
なにせ178着です。
本当に必要最低限の支援だったのか、を確認してみればいいのではないでしょうか。このプレスリリースでは、とても「全部自費で出した」といっているようには読めません。
読者の皆さまはどう思われるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)