【韓国債】イールドカーブのフラット化に要注目。景気悪化のサインか

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2022年03月29日にやっと利回りが下落しました。7日連続の上昇は免れましたが、急騰状況がここで止まるのかは注視しないといけません。

以下は毎度ながら韓国債3年物の利回りチャートです(チャートは『Investing.com』より引用)。

前日から下げて利回りは「2.702%」となりました。ただし、本日もヒゲでは「2.80%」を超えています。

韓国債のイールドカーブが面白いことになってきました。以下をご覧ください。

ご注目いただきたいのは、紫の「現在」のラインです。

フラットになってきているのがお分かりいただけるでしょう。

国債というのは、償還までの期日が長いほど利回りが高いのが当然です。

1年物よりは3年物、3年物よりは10年物……というように利率が高く設定されていますし、実際の利回りもそうならないとヘンです。先のことになればなるほど分かりませんから、その分余計に利息がつくのでなければ誰も買わないからです。

ですので、横軸に「○年物」をとって、縦軸に利回りをとれば、右肩上がりのラインになるのが普通です。

実際、上掲の「1年前」の青のラインを見ていただくとほぼ右肩上がりになっています。

ところが、直近の現在の紫のラインはフラットになりつつあるのが見て取れます。

いわゆる「イールドカーブのフラット化(フラットニング)」です。また、30年、50年物の金利の方が低くなる兆候も現れています。

フラットニングは、短期金利と長期金利の金利差が縮まることで起こり、景気の転換期に見られる現象です。金利が将来どう変化するかが不透明になっていることを示しています。

景気が悪化する方に転換することを示しているのでなければいいですね。

(吉田ハンチング@dcp)

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