おススメ記事

中国に失速の兆し。2カ月連続でダウン

広告

2023年の初頭には、中国がコロナ禍から抜け出しリオープニングするので、世界経済にも良い効果を与えると見られていました。しかし「中国のリオープニング期待」は大きく後退しています。

中国の景気回復は失速しているのではないか、という見方が強くなっており、その証拠が出てきています。

2023年05月31日、中国国家統計局が05月の「製造業購買管理者指数」(PMI)を公表したのですが、これも中国失速を示すものです。

PMIは「Purchasing Manager’s Index」の略。企業の購買担当者に「生産」や「新規受注」「受注残」「雇用」「価格」「購買数量」などをアンケート調査して、結果に重み付けを行って指数にします。

簡単にいえば、PMIは「50」がベースラインで、これより数値が上なら景気が上向き、下なら下向きと見ます。以下の直近1年間のPMIの推移をご覧ください。

上掲のとおり、2023年01月は「50.1」となり、03月までは景気も上向きという期待も持てたのですが、04月・05月と2カ月続けてベースラインを割り込んでいます

中国は製造業で持っており、輸出が国を支える一つの柱です。中国は失速しつつあります。

非製造業におけるPMIは以下のとおり。

↑非製造業におけるPMIはベースライン「50」を超えています。しかし、製造業と同様に右肩下がりです。また、重要な建築業は「04月:63.9 ⇒ 05月:58.2」と5.7ポイントも急落。サービス業は「04月:55.1 ⇒ 05月:53.8」と1.3ポイント下がっています。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました