韓国尹大統領「400兆も債務が増えたじゃないか」

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2023年06月28日、外遊から帰ってきてスグの韓国・尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領ですが、「国家財政戦略会議」を主宰し、文在寅政権のポピュリズム的なバラマキ政策を痛烈に批判しました。

以下が第20代大統領室が公表した発言の全文です。

面倒くさい方は、協調文字などの部分だけご覧ください。

2023 国家財政戦略会議全発言

今日の国家財政戦略会議は、本格的な来年度の予算編成に先立ち、国務委員と与党指導部が一堂に会し、今後の財政運用の方向性と戦略について深く討議したいと思います。

政府発足は昨年05月10日だったので少し遅くなりましたが、予算編成をして財政部に出す前に、私たちは一度全体的な検討をしなければならないと思います。

過去1年間は、前政権の無分別な放漫財政を健全基調に確実に転換しました。

前政権だけで国債が400兆ウォン増加しました。

70年間600兆ウォンだった国債残高が400兆ウォン増加し、1,000兆ウォンを超えました。

国債管理のために過去最大規模の24兆ウォンの支出構造調整を行いました。無分別な現金散布と政治ポピュリズムを排斥し、節約した財源で真の弱者福祉の実現に努めました。

韓国の財政健全性について懸念の声を上げていた国際信用格付け会社も、昨年の韓国政府の財政健全化努力を非常に前向きに評価しています。

グローバルな複合危機の中で、確固たる財政健全化で物価を安定させ、さらに通貨価値の安定と対外信用度の向上に貢献しました。

しかし、一部ではまだ財政中毒から抜け出せず、借金をしてでも現金性の財政支出を増やすべきだと主張しています。

これは典型的な未来世代の略奪であり、したがって断固として排斥すべきでしょう。

真の親が誰であるかを見極めるられるように、国民を本当に大切にする政府は、目の前の政治的利害関係よりも国家と未来世代のために財政を健全に運営するかどうかで判断することができます。

人気のない緊縮財政、健全財政を好む政治権力はどこにもありません。

不可避だからするのです。 政治的野心ではなく、本当に国家と国民のことを考えるなら、緊縮財政は今は避けられません。

政府は、前政権とは異なり、責任感のある持続可能な財政運営の基本姿勢を堅持するつもりです。

単に支出を減らすだけでなく、本当に必要なところにきちんと使うということです。

防衛や法執行など国家の本質的な機能を強化し、真の弱者を保護し、大韓民国の未来成長動力を拡充し、また良質の雇用を創出するために、そのようなところに使う支出と投資はきちんと使わなければなりません。

例えば、軍兵士などに対する処遇改善、弱者に対する社会サービスの拡大、激しいグローバル競争に対応するための先端科学技術R&Dなどには、より果敢で効果的な支援をしなければなりません。

経済が困難な時に果敢に構造改革を推進する企業がピンチをチャンスに転じてさらに成長するように、政府も財政状況が厳しい時に財政を正常化し、改革する革新の機会にしなければなりません。

そうでない企業とこれを成功させる企業、これをうまくやれない政府とうまくやる政府には大きな違いがあるのです。

ピンチはチャンスです。

効果分析なしで推進された予算、お金を使ったのに何の効果も現れない、なぜ使ったのか分からないような予算、また、労働組合、非営利団体などに支援される政治的な性格の補助金、これらは完全にゼロベースで再点検しなければなりません。

そして、票を意識した売名的な福祉予算は徹底的に排除しなければなりません。

これが国と国益と国民のためです。

使うべきところにきちんと使い、不必要な支出を確実に減らす財政革新は、私たちの経済体質を民間主導の市場中心に変えていく土台となるでしょう。

本日の会議で、限られた政府の財源をどのような優先順位でどのように配分するかを熱心に議論する場になることを期待しています。

省庁長官としては、所管省庁の予算を確保するような場ではなく、皆が同じ国家を考える国務委員として、徹底的に国の将来と国民の目線で議論していただきたいと思います。

⇒参照・引用元:『韓国 第20代大統領室』公式サイト「以前の政府とは異なり、責任感があり持続可能な財政運用基調を堅持する」

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は大変に立派なことを述べています。実現できるかどうかは分かりませんが、国のTopがこのようなことをきちんと発言できることは重要です。

傑作なのは、前文在寅政権を痛烈に批判していることです。

・無分別な放漫財政
・国債残高が400兆増加し1,000兆ウォンを超えた
・無分別な現金散布と政治ポピュリズム
・効果分析なしで推進された予算
・お金を使ったのに何の効果も現れない、なぜ使ったのか分からないような予算
・労働組合、非営利団体などに支援される政治的な性格の補助金
・票を意識した売名的な福祉予算

は全部、左派・進歩系の前文在寅大統領が行ったことです。

興味深いのは、「労働組合、非営利団体などに支援される政治的な性格の補助金」もゼロベースで全部査定し直しだ!――としていることです。

「票を意識した売名的な福祉予算も根絶してやる」と述べています。

商売で運動を行い、甘い汁を吸ってきた左派・進歩系の団体は全て潰す覚悟が必要です。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の挑戦に乞うご期待です。

(吉田ハンチング@dcp)

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