最初に小ネタであることをお断りして始めさせていただきます。誠に申し訳ありません。
韓国メディア『ChosunBiz』に興味深い記事が出ました。「UNCTAD、韓国の地位を『途上国→先進国』に変更…57年の歴史上初めて」というタイトルです。
韓国は先に「MSCI」の件でご紹介したとおり、「先進国」であることをヘンに気にする国です。その韓国が、これまで途上国から先進国になったというのです。
なんの話かといいますと、『UNCTAD』(United Nations Conference on Trade and Developmentの略:国際連合貿易開発会議)が、「発展途上国」というグループから「先進国」グループに韓国を移動させたというのです。
同記事から以下に一部を引用します。
(前略)
『UNCTAD』は創設決議に基づいて、アジア・アフリカなど、主に発展途上国を含むグループAと先進国のグループB、中南米諸国が含まれているグループC、ロシアおよび東欧のグループDの4つのグループで構成されている。これまで韓国はグループAに含まれたが、今回のグループBに地位が変更された。
これにより、アメリカ合衆国やイギリス、ドイツ、フランス、日本など31カ国が属しているグループBは32カ国に増える、とされた。
(後略)
「良かったではありませんか」という話なのですが……結びの部分に気になることが書いてあるのです。以下に引用します。
(前略)
イ・テホ駐ジュネーブ韓国代表部大使は、68回理事会の2日目の先月22日、「韓国は『OECD』(Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略:経済協力開発機構)で6番目に大きな貿易のための援助供与国(Aid-for-Trade donor)である。他の『OECD』加盟の援助供与国と共に『UNCTAD』への参加をより一層制度化する方案が模索されている」とし、地位の変更の意図を明らかにした。
つまり、『UNCTAD』はより一層援助させたいがために韓国を先進国にした、それが『UNCTAD』の意思である、と読めなくもないのですが、いかがでしょうか。もしそうなら「もっとお金を出しなさい」ということなのでは?
(吉田ハンチング@dcp)