韓国「16カ月連続赤字」は免れたが半導体は-28%。かろうじて黒転「11億ドル」

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2023年07月01日、韓国の産業通商資源部が「2023年06月の輸出入動向」を公表しました。以下をご覧ください。

2023年06月
輸出:542億4,000万ドル(-6.0%)
輸入:531億1,000万ドル(-11.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):11億3,000万ドル

( )内は対前年同期比の増減

⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2023年06月の輸出入動向」

韓国の貿易収支はやっと黒字転換。06月01~20日時点での貿易収支は「-16億700万ドルでした。

上掲の先記事で「ここまで15カ月連続貿易赤字できましたが、2023年06月で赤字を止められる可能性があります」と書きましたが、薄い赤字でしたので、やはり月末の追い込みが模様。

毎月最後の10日間は、輸出が優勢になって黒字を出す傾向があるのです。

この黒字化は月央時点で予測できた結果といえます。

ともあれ、韓国政府とメディアはほっと一息でしょう。特に韓国メディアでは「さあ反転攻勢だ」といった記事が出るかもしれません。

2022年01月からここまでの貿易収支の推移を以下のとおりです。

16カ月連続赤字を止めたのはいいことですが、まだ先行きをそれほど楽観視はできません。

半導体輸出が戻らず、また中国への輸出が増加するとは思えない状況となっているためです。半導体は対前年同期比で、

半導体:-28.0%

と大幅減少です。さあ期待されているとおり、下半期に半導体輸出は戻るでしょうか。ご注目ください。

メモリー半導体の価格が上昇しないと戻りません。

(吉田ハンチング@dcp)

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