2023年07月26日、韓国半導体企業2Topの片割れ、『SKハイニックス』の2023年第2四半期の業績が公示されました。
以下をご覧ください。
2023年第2四半期
総売上:7兆3,059億3,300万ウォン(-47.1%)
営業利益:-2兆8,820億8,500万ウォン(赤字転換)
当期純利益:-2兆9,879億700万ウォン(赤字転換)2023年累計:
総売上:12兆3,940億4,400万ウォン
営業利益:-6兆2,843億8,700万ウォン
当期純利益:-5兆5,733億9,800万ウォン※( )内は対前年同期比の増減
⇒『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト
2023年第2四半期は、対前年同期比で総売上が「-47.1%」とほぼ半減。
第1四半期は「-33.7%」だったので、前年比での売上はさらに悪化しました。
営業利益は「-2兆8,820億8,500万ウォン」の大赤字ですが、第1四半期の「-3兆4,023億200万ウォン」よりはマシになりました。
『SKハイニックス』は今回の業績について「ChatGPTを中心としたAI市場が拡大し、AIサーバー用のメモリー需要が急増した」とし「これによりHBM3やDDR5などプレミアム製品の販売が増え、第2四半期の売上は第1四半期比44%大きくなり、営業損失は15%減少した」としています。
その一方で、「NANDの場合、在庫水準がDRAMより高く収益性が悪い状況であり、現在より5~10%追加の減算を決定した」と述べています。
2022年第1四半期から2023年第2四半期までの『SKハイニックス』の営業利益の推移を見ると以下のようになります。
下半期には業績が好転するという話だったのですが、果たして本当に回復するのでしょうか。3カ月後に第3四半期の結果にご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)