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【半導体戦争】中国半導体企業に韓国人が多すぎないか――という話

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韓国メディア『韓国経済』が興味深い記事を出しています。中国の半導体企業に多くの韓国人が勤務しており、「これはマズイんじゃないのか」というわけです。

残っているのは半導体だけ

Money1でもご紹介したことがありますが、『サムスン電子』に勤務していた人(元常務と報じられています)が中国・西安に『サムスン電子』の工場を丸ごとコピーした施設を造ろうとして資料を持ち出し、韓国当局に検挙された――という事案もありました。

韓国「サムスン電子の半導体工場を完コピ」して西安に建てようとした男。
2023年11月10日、Money1でもご紹介したことのある、韓国『サムスン電子』の元幹部が拘束を解かれました。この男、Aさん(元常務と報じられています)については、その背景も含めて注目に値します。Aさんは2023年06月09日に逮捕拘禁さ...

韓国から人材が流出して、中国に技術が移転されると韓国企業の優位性が失われ、半導体においても中国企業に追いつかれてしまいます。

韓国が対中国貿易でもうからなくなったのは、韓国の技術力においつき、もはや韓国が輸出する製品を必要としなくなったからです。「半導体」関連以外は。

韓国の製造業は今でも中国の輸出する資源、中間財が必要であり、そのため輸出入の不均衡が起こって、韓国の貿易赤字を生んでいるというわけです(2024年は01~02月累計で約-15億ドル:通関ベース)。

中国に半導体技術で追いつかれたら、韓国は本当におしまいです。そのため、韓国政府・メディアはこぞって「超格差技術を確保しよう」などといっています。もちろんそんなことはできません。

基礎技術の積み上げを怠って、日本からの技術剽窃に励んできた結果が今の韓国の姿だからです。ここにきて「超格差技術の確保」などと叫んでみても、「やっぱり日本からパクろう」ぐらいしかありません。

技術が流出すると中国に早く追いつかれる

その一方で、韓国で『サムスン電子』など半導体企業で勤務した人が中国企業に転職しています。

これは韓国のせいでもあります。韓国では叩き上げの人材が社長になったりしませんし、40代になると肩叩きれて退職せざるを得なくなる環境だからです。

しかし、中国半導体企業への人材流出を止めないと、中国に追いつかれるまでに掛かる時間が短くなってしまいます。

『韓国経済』の記事から一部を以下に引いてみます。

(前略)
中国を代表する半導体機器メーカーA社を訪問すると、中国スタッフが記者を韓国人スタッフに案内した。別の半導体メーカーを訪問すると、韓国人スタッフ2人が記者を出迎えた。

展示場を回って衝撃を受けたのは、ブースを守っている多数の韓国人従業員だった。中国の主要半導体メーカーの多くは、ブースに韓国人スタッフを配置していた。

通訳を同伴する必要も、英語を使う必要もなかった。彼らは流暢な韓国語で韓国のバイヤーやメディアなどに中国製品を紹介し、中国技術の優秀性をアピールしていた。

(中略)

イベントで会った韓国人従業員のほとんどは、営業、マーケティング、広報など経営支援部門に勤務する人材だった。

イベントを参観したある韓国半導体会社の従業員は、「サポート部門でもこれだけ多いのに、研究所や現業部門などにはどれだけの韓国人が行ったのか心配だ」と話した。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「’삼성 출신’ 이 정도일 줄은…최근 중국에 무슨 일이 [박의명의 K-인더스트리]」

遠からず、韓国の半導体産業は中国に追いつかれるでしょう。もう「時間はない」と見るべきです。

(吉田ハンチング@dcp)

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