韓国では「中国への投資が減っている」「外国人投資家は中国から撤退を進めている」となんだかうれしそうです。
Money1でもご紹介したとおり、うれしいかどうかはともかく、「中国への投資が減少している」という指摘は正しいです(激減といえるレベルです)。しかし、韓国への投資は減っていないのでしょうか?
結論からいえば、減っています。しかも、中国ほどではないにしろ、激減といってもいいレベルで減少しています。中国のときと同じく「金融収支 ⇒ 直接投資 ⇒ 負債の部」を見てみましょう。以下をご覧ください。
※以下で『韓国銀行』が公開している国際収支統計からグラフを作成
⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
文在寅大統領が就任した2017年~2023年の「外国 ⇒ 韓国」投資金額の推移です。直近2023年は、対前年比で39.4%も減少しています。約4割減です。
証券類については「中国と一緒にされる」韓国ですが、直接投資についても中国と一緒にされないように、投資誘致のために一層の努力が必要かもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)