韓国・銀行員が「562億ウォン」横領。不動産PF絡み

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韓国は詐欺大国といわれますが、これはうそではありません。

2023年08月02日、韓国の金融監督院が以下の緊急プレスリリースを出しました。

■金融監督院(院長イ・ボクヒョン)は慶南銀行で発生したPFローン横領事故を報告された直ちに緊急現場検査に着手(07.21日)し、08.01日現在の容疑者(投資金融部署職員)の合計562億ウォンに達する横領容疑を確認。

■金融監督院はできるだけ迅速に検査を進めて正確な事実関係の把握に注力する予定であり、今後の検査結果、違法、不当事項及び内部統制失敗に責任がある関連役職員に対しては断固かつ厳正に措置する。

⇒参照・引用元:『金融監督院』公式サイト「金監院、慶南銀行横領事件の現場検査に着手」

『金融監督院』によると、横領疑惑の内容は以下のようなものです。

不動産投資金融部長Aさん(50歳)は、2007年12月から2023年04月まで、15年余りの間、PF(プロジェクトファイナンス)業務を担当。

Aさんは、2016~2017年に(すでに不良債権化していた)PFローン(169億ウォン)から返済されたローン元本を自分の家族などの「第3者の口座」に送金する方式で77億9,000万ウォンを横領。

また、2021年07月と2022年07月にPF施行会社の資金引き出し要請書などを偽造し、『慶南銀行』の融資金を「家族が代表を務めている法人口座」に送金する方法で、2回にわたり326億ウォンを横領など、計484億ウォン

合わせて約562億ウォン。

2022年には『ウリィ銀行』で700億ウォン台の横領が発生しましたが、また数百億ウォンの横領事件です。

『ウリィ銀行』の横領事件をきっかけに、輪番勤務制の強化、巨額資金・実物取り引きおよび管理が伴う業務に対する職務分離などを骨子とする銀行圏の内部統制革新案を発表していました。

当局、そして各行はいったい何を管理しているのか、という話です。今回は、爆発が懸念される不動産PF絡みということで特に注目されています。

(吉田ハンチング@dcp)

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