韓国の研究者が常温常圧超伝導体「LK-99」を作ったと発表し、世界的に注目されています。
「LK-99」という名称は、第1発明者である李(イ:Lee)・ソクベと第2発明者である金(キム:Kim)・ジフンの姓から、「99」は彼らが研究を始めた「1999年」から取ったものとのこと。
『量子エネルギー研究所』は元『東国大学』情報通信工学科兼任教授であり、元『高麗大学 理科大学基礎科学研究所』の研究員であるイ・ソクベさんが創業した企業ですが……。
同社の公式サイトは、2023年08月03日17:41現在接続できなくなっています。
⇒参照:『量子エネルギー研究所』公式サイト
https://qcentre.co.kr/
理由は不明ながら、2023年08月03日に『朝鮮日報』が報道した「提携会社のロゴを勝手に使用していた件」が影響したものと推測されます。
『朝鮮日報』の報道によれば、同研究所のサイトには以下のように提携会社を表示していましたが、調べてみると一部の企業は協力関係を結んだ事実がなく、ロゴを無断盗用されていた――とのこと。
↑現在はサイトに接続できないため、これらの表示も見られなくなっています。「OUR PARTNERS(わたしたちのパートナー)」と書くべきところが「PATNERS」と「R」がヌケています。誤記したようです
世界中の研究機関が追試を行うようになっています。また、『韓国超伝導低温学会』が、真偽判断のために「LK-99」検証委員会を発足させ、検証に乗り出すことになりました。
結果がどうなるのかにご注目ください。
気になるのは、関連株とされる銘柄が爆騰していることです。
『韓国取引所』のデータによると、最近6営業日で「超伝導体のテーマ株」とされる銘柄が平均2倍以上も株価が急騰しました。
例えばKOSDAQ上場の『Sunam Co Ltd』の株価は、超伝導体の話が広まった07月27日以降、08月3日までに3倍以上に上がっています。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。
「LK-99」が本物であればいいのですが……。
(吉田ハンチング@dcp)