国税収入が激減したなあ……と心配な韓国政府ですが、関税の滞納額が一気に15倍に増えたという話が出ました。
これは韓国メディア『東亜日報』が報じています。『共に民主党』のソ・ヨンギョ議員(国会企画財政委員会所属)が関税庁から提出を受けて公開した資料によるものです。
記事の一部を以下に引用してみます。
15日、国会企画財政委員会所属の『共に民主党』ソ・ヨンギョ議員が関税庁から提出を受けて公開した資料によると、今年06月時点の累積関税滞納額は1兆9,488億ウォンに達する。
特に、過去2年間で1兆ウォンを超える関税滞納額が追加発生し、滞納関税の規模が急激に増加した。
また、消滅時効が終了し、政府がこれ以上徴収できない関税滞納額も最近10年間で900億ウォンに達すると集計された。
(後略)
2023年06月時点で累積関税滞納額が1兆9,488億ウォン、約2兆ウォンに達するというのです。
税収が足りないというのに何やってんだ、という話ですが、驚くのは滞納額の増え方です。
累積関税滞納額
2012年:1,266億ウォン
2023年06月:1兆9,488億ウォン
2012年:1,266億ウォン
2023年06月:1兆9,488億ウォン
11年と半年で滞納額の規模は約15.4倍になりました。
ひどいのは直近の年の増加額です。
2021年:5,560億ウォン
2022年:5,173億ウォン
が新たに発生しています。
「払えよ!」ですが、「徴収しろよ!」でもあります。
また、この10年間で時効となってもう徴収できなくなった金額は「896億ウォン」に達するとのこと。水漏れもいいとこです。
(吉田ハンチング@dcp)