2023年10月07日、中国の国家外貨管理局から2023年09月時点での外貨準備が公表されました。
以下をご覧ください。
外汇储备……3兆1,150.70億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:-450.28億ドル基金组织储备头寸……95.88億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:-1.09億ドル特别提款权……523.40億ドル
(SDRs)
対前月比:-5.88億ドル黄金……1,317.88億ドル
(Gold)
対前月比:-34.36億ドル6,962万トロイオンス(08月) ⇒ 7,046万トロイオンス(09月)
対前月比:+84万トロイオンス其他储备资产……-3.22億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:-2.56億ドル計:3兆3,084.65億ドル
対前月比:-494.16億ドルデータ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト
外汇储备(Foreign currency reserves)は、09月末時点で「3兆1,150.70億ドル」で、対前月比「450.28億ドル」も減少しました。
『IMF』のリザーブポジションなどを入れた外貨準備全体では「3兆3,084.65億ドル」となって「494.16億ドル」の激減です。
2023年01月から09月までの外汇储备(Foreign currency reserves)の推移は以下のようになります。
2カ月連続でドンと下げており、09月は2023年最低の保有額となりました。元安防衛でドルを溶かしているのではないか?という観測が出ています。
面白いのは、金の保有量をまた増やしたことです。以下の記事でもご紹介しましたが、中国当局は2022年11月から保有量を増やし始めました。
上掲は前月・2023年08月までの金の保有量の推移ですが、当月ついに7,000万トロイオンスを突破、「7,046万トロイオンス」となりました。
アメリカ合衆国との手切れを進めているようにしか見えないのですが。
(吉田ハンチング@dcp)