2024年07月25日、『韓国銀行』が2024年第2四半期のGDP成長率を公表しました。
第2四半期は「-0.2%」とマイナスに転落しました。
第1四半期は「+1.3%」と予測の2倍を超えるという(理由がいまだに分からない)驚きの結果だったのですが、今度は一気にマイナスとなったのです(以下が『韓国銀行』公表の推移グラフ)。
この「-0.2%」は6四半期ぶりのマイナスで、2022年第4四半期(-0.5%)以来の最低値。市場予測は「-0.1~+0.1%」でしたから下回りました。
もっとも、第1四半期が驚きのプラスだったので対前期でマイナスになったという面があります。
『韓国銀行』自身も「第1四半期のサプライズ成長(1.3%)に伴う基礎効果が作用したとし、今年上半期全体では2.8%の成長なので、良好な成長傾向を示している」と説明しています。
それでも注目しておきたいのは、
建設投資:-1.1%
設備投資:-2.1%
民間消費:-0.2%
という点です。また、寄与度で見ると、
純輸出:-0.1%
内需:-0.1%
という点が目を引きます。Money1でもご紹介してきたとおり、自動車の国内販売台数が弱っており、例えばこれが消費と内需に影響を与えているのです。
(吉田ハンチング@dcp)