中国の主要銀行また預金金利が下がる。2%を切った

広告
おススメ記事

中国は急速にディストピア化の度合いを強めています。

2024年07月25日、『中国工商銀行』、『中国農業銀行』、『中国建設銀行』、『中国銀行』、『交通銀行』、『郵便貯蓄銀行』の中国主要銀行6行が預金金利を引き下げると公表しました。

中国の識者は「預金金利の調整と最適化は、預金金利の市場ベースの調整メカニズムの有効性を反映している」などと述べて方針を妥当と表明しており、これを中国メディアも報道しています(専門家の意見では……としています)。

中国経済は低迷しており、お金をできるだけ多く回さなければならない状況です。預金金利が下がれば、銀行にお金を置いておいても仕方がないので、金利が少しでも良いものに投資する、銀行からよそに移すというのが普通です。

しかし、中国の場合は傑作なことに、そのお金の移動ができないのです。

「2万元以上の出金には警察の許可がいる」などという銀行支店もある(と報道される)ほどで、中国では「資金の自由な移動」はありません。

また、預金を金利の少しでも良いところに投資といっても、不動産市場が復活するとはとうてい思えない状況で、かつ株式市場、債券市場共にとても信用できるものではありません。

かつ、外貨購入も制限されているのが中国という国です。

つまり、中国の皆さんにとっては八方塞がりな状況なのです。

現在「お金持ち」な人たちが国外脱出を考えるのは無理はありません。しかし、日本を移住目的地に選択するのはやめていだだきたいところです。

中国の八方塞がりは、中国の皆さんが自分で解消すべきことです。逃げるのはよくありませんね。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました