2024年09月09日、中国の国家統計局が08月の消費者物価指数(CPI)を公表しました。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。2024年08月の全国消費者物価は前年比 0.6%上昇しました。
このうち、
都市部の物価は0.6%上昇、
地方の物価は0.8%上昇し、
食料品価格は2.8%上昇、
非食料品価格は0.7%上昇、
サービス価格は0.5%上昇した。01―08月の全国消費者物価は平均して前年同期比0.2%上昇した。
対前年同月比で主要7つのカテゴリーの増減を見ると以下のようになります。
簡体字とはいえ漢字なので、原図のママでも意味は分かるのが助かります。韓国のハングルだと読みにくいことおびただしいのですが。
一目瞭然で、対前年同期比で下がっているのは「交通通信費」だけです。都市部・地方含めて全体としては「0.6%」上昇なので、「デフレではない」というデータになっています。
しかし、対前月比の増減、つまり直近の傾向では以下のようになるのです。
「食品・タバコ・酒」のみ上昇で「2.2%」、後は横ばい・下落です。これはデフレ傾向を示しているように見えます。全体では対前月比「0.4%」上昇なのですが。
中国は大変な不景気に陥っていますので、これで物価が上がっているならスタグフレーションです。
中国当局は「デフレって言うな」と指導していますが、スタグフレーションに陥っているのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)