2024年09月15日(現地時間)、Netflixで放映されたドラマ『SHOGUN(将軍)』がエミー賞で史上最多の18冠を達成しました。
これについて、韓国メディア『毎日経済』が興味深い記事を出しています。『日本経済新聞』の記事を引いて、『将軍』が偉業を成し遂げられたのは韓国ドラマのおかげだ――としています。
『毎日経済』の記事から一部を以下に引きます。
(前略)
アメリカの放送業界で最も権威のあるエミー賞で18冠を達成した日本を舞台にした歴史ドラマ『ショーグン』がアメリカでヒットした背景には、韓国ドラマの成功が大きく影響しているという日本のメディアの分析が出ている。『日本経済新聞』(ニッケイ)は16日、「70%が日本語であるドラマがアメリカで成功したのは、韓国ドラマの進出が基盤を作ったためだ」とし、世界的なNetflixのヒット作であり、台詞が韓国語の『イカゲーム』がアメリカでも話題を呼んだと報じた。
ニッケイは「一般的にアメリカ人は外国映画やドラマを吹き替えで見ることを好むが、韓国ドラマの成功を機に、英語の字幕で視聴することへの抵抗感が減少した」と付け加えた。
(後略)
『将軍』が大ヒットしたのは、韓国『イカゲーム』が字幕で視聴するというスタイルを一般的にしたからだ――と主張しています。
⇒参照・引用元:『日本経済新聞』「日本語ドラマ、天下取る 「SHOGUN」エミー賞 米国多様化、字幕に慣れ 韓国作品ヒットが土壌」/スクリーンショット
ちなみに、この主張のもとになった『日経』の記事というのが上掲です(有料記事)。
字幕で作品を鑑賞するスタイルを合衆国の皆さんに定着させたのは、日本のアニメの影響も多分にあると思われますし、『イカゲーム』が外国語字幕でコンテンツを鑑賞する機になったというのは、ずいぶん狭い見方ではないでしょうか。
合衆国の視聴者が外国語コンテンツを字幕で視聴するという習慣を持つようになった背景に、日本のアニメが長年にわたって大きな役割を果たしてきたという点は見逃してはならないでしょう。
今回の主張は、日本の栄光にはなんでも「いっちょ噛み」したい――という韓国の気持ち悪い態度にも見えますが、いかがでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)