韓国旅行には魅力がない「予定どおり赤字が増加」-15億ドル

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「韓国には見るものがない」「韓国旅行は一度行けば十分」――そのような声が多く、これは韓国政府も気にしているところです。

このような声が本当なのは、国際収支統計の「旅行収支」が証明しています。

旅行収支は、「外国人旅行者がその国を訪問して使ったお金 – 外国に行って旅行者が使ったお金」で求めます。

つまり、その国を訪問する旅行者が使うお金が、内国人が外国で使うお金より多ければプラスで、プラスになった分、その国にお金が落ちたことになります。

旅行収支は、国際収支統計の中の「サービス収支」に含まれる計上項目で、韓国はたいていこれがマイナスです。

つまり、韓国を訪問する観光客が落とすお金よりも、韓国の皆さんが外国で落とすお金の方が常に多いのです。観光でもっている国はこの旅行収支が大きな黒字になります。

最近世界で大人気になっている日本も、この旅行収支が大きく改善されています。


↑黄色でフォーカスしているのが日本の旅行収支の黒転した箇所/データ出典:『日本国 財務省』「国際収支」

上掲のとおり、時系列データを見ると、日本の旅行収支は平成26年度(2014年)から黒転しています。

これは、とりもなおさず多くの観光客の皆さんが日本を訪れ、お金を落としてくれていることの証明です。

韓国の2017年01月~2023年01月までの旅行収支のデータをグラフにすると以下のようになります。

まず、全てがゼロの下にあって赤字ばっかりなのにご注目ください。

驚くなかれ韓国の旅行収支は2000年以降22年間連続で赤字なのです。

日本旅行が絶好調だった2017年、2018年の赤字額は特に大きく、2018年は「-24億ドル」を記録しています。

2019年07月の「輸出管理強化」に伴って「No Japan運動」が起こったこともあってか、赤字幅は小さくなりました。「コロナ禍が世界的に認知された」2020年03月には「-14億ドル」を記録した後、旅行収支の赤字幅を大きく縮小して、ヨコヨコで推移します。

コロナ禍で人の移動が制限されたためです。

韓国の皆さんも海外への旅行が制限され、海外で使うお金が大きく減少したのです。

上記のとおり旅行収支は国際収支統計の中の項目ですので、これによって経常収支を引き下げる力が弱くなりました。韓国にとっては、赤字額が減って助かる結果になったというわけです。

ところが、近々の制限解除によって、急激に海外への旅行者が増え、今また旅行収支が大きく赤字方向へ膨らみました。2023年01月は「-15億ドル」となっています。

日本旅行がまた韓国の皆さんの間で人気となっていますが、これは日本にとっては旅行収支の黒字拡大で、韓国にとっては赤字拡大になります。

外国から見たその国の魅力は、このように旅行収支を使っても測ることができます。

韓国政府が観光業に力を入れて「もっと観光客を呼び込もう!」としているのも、赤字幅を抑えるためでもあります。もっとも効果があるかどうかは分かりません。

いくら宣伝、ロビー活動をしたところで、結局「本当に魅力があるかどうか」が問われるからです。

(吉田ハンチング@dcp)

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