2024年12月28日、韓国の統計局が「2023年企業活動調査結果(暫定)」を公表しました。これは年次で公開されているデータで、昨年の企業の経済活動についてリポートしたものです。なので、今回公表されたのは2023年のものです。
以下をご覧ください。
2023年 企業活動の現況
売上額
2022年:3,238兆ウォン ⇒ 2023年:3,204兆ウォン
(2022年 ⇒ 2023年 -1.1%)法人税控除前利益
2022年:197兆ウォン ⇒ 2023年:151兆ウォン
(2022年 ⇒ 2023年:-23.6%)研究開発費
2022年:73.5兆ウォン ⇒ 2023年:80.0兆ウォン
(2022年 ⇒ 2023年:+8.8%)子会社保有企業数
2022年:6,163社 ⇒ 2023年:6,117社
(2022年 ⇒ 2023年:-0.7%)⇒参照・引用元:『韓国 統計局』公式サイト「2023年企業活動調査結果(暫定)」
2023年の韓国企業は、対前年比で売上高は1.1%減少で済んだものの、法人税控除前利益は23.6%も減少していたのです。
ちなみに、23.6%台も減少したのは、2019年の「37.1%」以来の大墜落です。
2022年の終盤から韓国は輸出不振に見舞われ、貿易収支(輸出 – 輸入)が赤字に傾きがちとなりました。
↑黄色でフォーカスしているのが貿易収支の赤字、オレンジ色が経常収支の赤字。
国際収支統計でも、01~03月は貿易収支が赤字。そのため、経常収支も01~04月は赤字でした(04月は残酷な四月のため)。
今回のデータで、韓国企業が2023年いかに痛めつけられていたのかが分かりますが、忘れないでください、2024年の韓国の景気はさらに悪いのです。
※法人税控除前利益……「税引前利益」のこと。正式には 「税引前当期純利益(Pretax Income / Profit Before Tax)」 と呼ばれます。
(吉田ハンチング@dcp)