定点観測です。2024年12月23日、韓国の関税庁が12月01~20日の輸出入現況のデータを公表しました。
2024年12月01~20日
輸出:403億100万ドル(6.8%)
輸入:389億5,300万ドル(7.5%)
貿易収支(輸出 - 輸入):13億4,800万ドル2024年01月01日~12月20日
輸出:6,626億8,700万ドル(8.2%)
輸入:6,160億5,800万ドル(-1.5%)
貿易収支(輸出 - 輸入):466億2,900万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「12月01~20日の輸出入現況」
2024年最後の月ですが、月央で約13.5億ドルの貿易黒字です。
2023年の同期と比較すると、貿易収支は「1億6,100万ドル」減少しています。
これは対前年同期比で輸出は6.8%増えたものの、輸入が7.5%増えたからです。輸出は外国からする消費ですので、これが増えているのは悪いことではありません。
韓国の主力輸出品目がどうなっているのかを見てみます。以下をご覧ください。
まず輸出です。
半導体の輸出増がまだ好調で、対前年同期比の増減が「+23.4%」と目立ちます。ただし、韓国が期待をかけている自動車は「-0.2%」と微減。
ボリュームが大きい品目でいえば、鉄鋼製品は「+11.7%」ですが、石油製品は「-14.6%」、船舶は「-24.5%」と低調です。
次に輸入です。
注目いただきたいのは「半導体製造機器」です。対前年同期比で「+67.9%」と急増しています。
最後に、相手国(地域)別に輸出入を見ると以下のようになります。
まず輸出です。
対中国輸出は、対前年同期比で「12.4%増」の「86億6,100万ドル」。増加してるねぇ、なのですが……以下が輸入です。
輸入の方は、輸出より増え幅は大きく、「15.4%」増の「88億4,800万ドル」なのです。
ということで、対中国貿易の貿易収支は、
80億6,100万ドル (輸出)- 88億4,800万ドル (輸入) = -7億8,700万ドル
で、「貿易赤字:7億8,700万ドル」です。
月央ながら大きめの赤字で、恐らくこのまま赤字で締まるものと思われます。
(吉田ハンチング@dcp)