2025年02月18日、『サムスン電子』は自社株の消却についての公示を出しました。
↑Googleの自動翻訳なので「焼却」と訳していますがもちろん「消却」が正しいです。
⇒『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト
これは2024年11月15日、取締役会決議により取得した自社株に関する消却で、02月20日に実施され、規模は約3兆ウォンです。
「消却」というのは、企業が発行済みの株式を市場から回収(自社株買い)し、その株式を消滅させることを指します。その分の株式数が減少しますので、相対的に株式の価値は上昇することが期待できます。
要は株価対策なわけです。
ちなみに、現在の『サムスン電子』の株価は以下のように推移しています。
2025年02月18日(火)の終値は「5万6,900ウォン」でした。
『サムスン電子』は韓国の国民株といわれ、そのときどきの株価によって「6万電子」「8万電子」などといわれますが、現在のところ「5万電子」で低迷しています。
株価低迷していますので、株価安定、株主価値向上のために消却するのです。
実は、『サムスン電子』はさらに自社株取得を行うことも公示しています。
こちらは、2025年02月19日から自社株買いを始めて05月16日までの予定。金額は約3兆ウォンです。
この約3兆ウォン規模の株式も消却する可能性があります。さて、『サムスン電子』の株価は上昇できるでしょうか。ご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)