韓国『現代自動車』EV生産ラインの一部を一時停止。在庫調整を余儀なくされる

広告
おススメ記事

『現代自動車』が「KONA(コナ)」と「IONIQ5(アイオニック5)」をいったん生産停止にする――という情報が出ました。

ちなみに、生産中止は「2025年3回目」です。

『現代自動車』は、2025年05月27日から30日まで、蔚山ウルサン第1工場の第2ラインを休業する、と決定しました。

このラインは「KONA EV」と「IONIQ5」を生産するラインです。


↑『現代自動車』の電気自動車「KONA EV」。日本市場にも投入されています。


↑『現代自動車』の電気自動車「IONIQ5」。日本市場攻略のため「NEXO」(燃料電池車)と一緒に投入されました。

輸出はよくありません。

「IONIQ5」の輸出実績
2024年01~04月:2万7,476台
2025年01~04月:9,663台

「KONA EV」の輸出実績
2024年01~04月:5,916台
2025年01~04月:3,428台

となっており、「IONIQ5」の場合、輸出量が64.9%減、「KONA EV」では42.1%減です。

同2車種は韓国内においても販売不振です。

2025年05月初めから『現代自動車』は「IONIQ5」について最大600万ウォンの割引販売を行ったのですが、生産ラインの調整に踏み切ったということは、在庫処理が進まなかったことを裏付けています。

韓国メディアによると、生産ライン稼働のために「공피치(空ピッチ:空のコンベアベルトを稼働させる)」を行っていたが、これも継続が難しい状況となり、「生産調整」という決断を下したと見られる――としています。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました