中国・水浸しの土砂崩れ。「30年に一度の洪水」レベルを超えた

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中国では年中行事のような大水害が続いています。


↑洪水の影響で水没した榕江県県城/榕江県気象局

2025年06月24日、貴州省が大洪水に見舞われました。榕江県の当局は「緊急避難通知」を発令。持続的な強い降雨と上流からの増水の影響で、同県の防災状況が極めて深刻――としました。

県内の平永河、寨蒿河、都柳江の水位が継続して急激に上昇。「30年に一度」の洪水レベルを超えた――とのこと。

榕江県気象局のデータによると、06月24日14:30分時点で榕江県では、避難のために移動した住民は1万2,800世帯、4万8900人に達しました。


↑大水のところ不謹慎でしょうが、ある種風雅な水墨画みたいな光景でもあります。

榕江県では多くの路面店舗が水没。


↑この水没車の群れです。毎年のようにこのような光景が展開されています。

市内道路の冠水も深刻で、場所によっては水位が信号機の中段にまで到達。県内最大のショッピングモール「常馳広場」も濁流に浸かりました。


↑なぜこのような洪水の状況でクルマを使うのか――なのですが、(恐らく地下駐車場に)ランプのついた人が乗っているクルマが次々に流されていきます。


↑洪水に押されたクルマが道を流れされていきます。

ネットユーザーが投稿した動画を見ると、地下1階・地上3階の全4階建ての建物で、3階部分まで水が達しています。


↑下層フロアが完全に水没したモール。

洪水はモール内に流れ込み、エスカレーターを伝って下の階に流れていく様子が見られました。低層階は完全に水没。


↑なぜこんな河の屈曲部に――という場所に街があります。大水になると、これは水没するでしょう。

街だけではありません。山間部でも地すべりが発生。高速道路の高架橋が落ちるなどの被害が出ています。

以下のような危機一髪で助かった――という例が撮影されています。

これも06月24日です。貴州の厦蓉高速道路において、三都県から榕江県へ向かう区間の高架橋で一部崩落が発生。セミトレーラー運転手が高さ100メートルの地点に宙吊りとなりました。

高所恐怖症なら失神しそうな事態です。

ちなみに貴州省は非常にビンボな省として知られています。そもそも中国共産党は、自然災害によって被害を受けた人を救ったりしません。

この大水害からの回復をどのように達成するつもりでしょうか。中国共産党に支配される皆さんが哀れです。

(吉田ハンチング@dcp)

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