韓国政府「防衛費905億を削る」北朝鮮に攻め込まれたいのか?

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アメリカ合衆国のトランプ大統領は、韓国に対して「駐韓米軍の経費をもっと支払え」と要求しています。

それだけではなく、(先にご紹介した)Elbridge A. Colby(エルブリッジ・A・コルビー)国防総省政策担当国防次官(Under Secretary of Defense for Policy)が、その著書で述べているとおり、同盟国はもっと自国の防衛に注力しろ――というのが基本的な主張です。

例えば、日本の「防衛費を対GDP比2%にする」という動きに対してコルビーさんは、

(前略)
日本はなんのために防衛費を増強しなればならないのでしょうか。

アメリカや私を説得するためではありません。

日本が説得すべき相手は中国です。それなのに、たったこれだけしか軍備の増強をせずに、中国に「日本に手出しをするな」と説得できるとは私には思えません。

⇒参照・引用元:『アジア・ファースト』著:エルブリッジ・A・コルビー,文藝春秋,2025年04月30日 第3刷発行,p202

コルビーさんの主張は、日本に対してだけではなく「同盟国」に対しても同じです。合衆国に依存するのではなく、まず「自分で防衛する」ようにしてくれ――なのです。

さて、韓国。

大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが新政権を「光の革命を達成してできた歴史的な政府」と自画自賛していますが、安保の現実はお寒いものです。

なにせトランプ大統領は「朝鮮半島から軍隊を撤退しよう」が信条ですので、韓国人が「血盟」と呼号するほどには、合衆国はやる気がありません。

今こそ韓国は「自分で防衛する」を推進しなければならないのですが、実は韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権は防衛費を削りました。

李在明政府は防衛費は905億ウォン削った!

韓国政府は2025年の本予算における防衛予算「約61兆2400億ウォン」から905億ウォンを削減しました。

何が削られたのかといえば――以下をご覧ください。

軍人用宿舎・幹部宿舎の新築:45億ウォン相当
通信費:12億ウォン相当
その他の不発弾除去・小規模事業:合計3件・約数十億ウォン

防衛事業庁(主要装備)
GOP(前哨)科学化警戒システム性能強化:300億ウォン
移動式長距離レーダー:120億ウォン
120mm自走迫撃砲:200億ウォン
特殊作戦用ハンドガン:137億ウォン
大型攻撃ヘリコプター(アパッチ・第2次事業):約148億ウォン

ご注目いただきたいのは、GOPです。GDPは「General Out Post」の略で、北朝鮮との国境付近にある最前方の軍事哨所のこと。

主に韓国陸軍の前線監視・警戒部隊が駐留しており、北朝鮮軍の動向を24時間監視する任務を負っています。

つまり北朝鮮の動向を監視する上での重要な拠点です。にもかかわらず、その「近代化、警戒システム性能の強化」についての予算を削りました。

攻めてきてほしい――という話なのでしょうか。このような予算減額措置一つとっても、新しく韓国にできた政権が「どこを向いて仕事をしているのか」は明白です。

懸念されているとおり、李在明(イ・ジェミョン)政権というのは「親北朝鮮」なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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