韓国大統領室・4カ国に「自画自賛の使節」送る。しかし世界は「光の革命」のことなど知りたくない

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とうとう韓国の大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんですが、おっかしなことにいそしんでいます。

2025年07月25日、韓国大統領室が以下のプレスリリースを出しました。

主要国への大統領特使団派遣に関するカン・ユジョン報道官書面ブリーフィング

2025年07月25日
ポーランド、ベトナム、オーストラリア、ドイツの4カ国に派遣

わが政府は、国際社会に対して民主大韓民国の復帰を知らせ、新政権の国政哲学および対外政策を説明するため、主要国に大統領特使団を派遣します。

今週、07月27日(日)から、ポーランド、ベトナム、オーストラリア、ドイツの4か国へ大統領特使団が順次出国する予定です。

ポーランド特使団はパク・ジウォン議員、ベトナム特使団はイ・インギ元議員、オーストラリア特使団はキム・ジンピョ元国会議長、ドイツ特使団はイ・ソギョン元法制処長がそれぞれ団長を務め、相手国の主要人物と面談し、相手国との友好協力関係の拡大に対する我が大統領のメッセージを、大統領の親書と共に伝達する計画です。

特使団の派遣日程および構成

ポーランド(07月27日〜31日)
 ・団長:パク・ジウォン議員
 ・団員:オ・ギグ議員、チン・ソンミ議員

ベトナム(07月28日〜30日)
 ・団長:イ・インギ元議員
 ・団員:ユン・フドク議員、ペク・ヘリョン議員

オーストラリア(07月28日〜31日)
 ・団長:キム・ジンピョ元国会議長
 ・団員:キム・ヨンホ議員、パク・ヨンジン元議員

ドイツ(07月30日〜08月2日)
 ・団長:イ・ソギョン元法制処長
 ・団員:クォン・チルスン議員、キム・ヨンベ議員

ポーランド特使団は、ポーランド政府および議会関係者と面会し、両国間で近年活発に行われている互恵的な防衛産業協力を評価し、「戦略的パートナー関係」発展の方策について協議する予定です。

ベトナム特使団は、ベトナム政府の主要人物と面会し、両国間の「包括的戦略的パートナー関係」をさらに強化しようとする我が政府の意志を伝え、インフラ、エネルギーなどの分野で実質的な協力拡大策について幅広い議論を行う予定です。

オーストラリア特使団は、オーストラリア政府関係者と面会し、国防・防衛産業、貿易・サプライチェーン、エネルギーなどの分野で両国の「包括的戦略的パートナー関係」の発展方策に関する意見を交換し、地域および国際的課題に関する戦略的な意思疎通を強化したいというわが政府の意志を伝える予定です。

ドイツ特使団は、ドイツ政府関係者と面会し、独韓関係強化に対する大統領の意志とメッセージを伝達し、両国間の製造業、デジタル、AIなどの分野における実質協力深化の方策と、地域およびグローバルな情勢について意見を交わす予定です。

2025年07月25日
大統領室報道官 カン・ユジョン

⇒参照・引用元:『韓国 大統領室』公式サイト「주요국 대통령 특사단 파견 관련 강유정 대변인 서면 브리핑」

韓国政府は、ポーランド、ベトナム、オーストラリア、ドイツの4カ国に、

国際社会に対して民主大韓民国の復帰を知らせ、新政権の国政哲学および対外政策を説明するため」

に使節を派遣するというのです。

李在明(イ・ジェミョン)さんは、尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領の非常戒厳宣布を「内乱」と規定し、「戒厳を解除させた」ことを「光の革命」と呼びました。

また韓国の民主主義の成果と誇り、韓国は戒厳を退けて民主主義に復帰したのだと主張。これが「民主大韓民国の復帰」と強弁しているわけです。

民主主義の前に「自由」が付かないことに注意してください。

他所よその国からすれば「知らんがな」という話ですが、なぜこんな「光の革命」などというよた話を今になって外国に知らせようとしているのでしょうか。

一つは「台湾に謝謝、中国にも謝謝」とうそぶいた李在明(イ・ジェミョン)が大統領になってしまった韓国政府の「正当性」を示したい――という願望があるものと思われます。

なにせアメリカ合衆国は露骨に韓国をスルーする動きになっており、これは韓国を「親中国 = 反米国家」とみなしていることに他なりません。

強いていうなら、考えられる理由の一つは、2025年10月、韓国慶州で行われる「APEC」会議(APEC Economic Leaders’ Meeting)の地ならしです。

ただ、それならポーランドとドイツは地域的に関係ないので、使節派遣の主な理由ではないでしょう。

要するに「経済的に韓国にとって得になりそうな国々」に「反米国家」として認知され、ここでも関係が悪化されたら困る――と考えた使節派遣ではないでしょうか。

要するに左派・進歩系人士の「姑息な考え」の結果です。また、これは韓国特有の自意識過剰の表れでもあります。

韓国人は「民主大韓民国の復帰」などと誇るかもしれませんが、これは自己認識や国内アピールにすぎず、世界は韓国のことなど気にしていません。

韓国人は「偉大な国家・韓国」と強弁しますが、そんなことはちっとも思われていないのが本当のところです。

また「新政権の国政哲学を伝える」なんて話は別に聞きたくないでしょう。興味がない国の政治哲学など聞いても仕方ありません。その国が「結果としてどういう外交姿勢を取るか」が問題なのであって、政権の哲学そのものには関心がない。

――というわけで、韓国政府の外交姿勢はまったく不可解で意味不明です。

(吉田ハンチング@dcp)

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