また出ました。「Appleカー」を韓国企業が製造するのではないか――という話が。
「Appleカー」をどこが製造するのか、注目の的
アメリカ合衆国『Apple(アップル)』は自律走行が可能な自動車を開発しています。早ければ2024年には登場する予定です。
この「Appleカー」の製造を『アップル』が自動車メーカーに製造を委託するのではないか、と見込まれており、iPhoneの製造メーカーとして知られる台湾『鴻海科技集団』(フォックスコン)などの企業が候補企業として挙げられています。
先にご紹介したとおり、『フォックスコン』は中国スタートアップ電気自動車企業『Byton(バイトン)』に出資を表明するなど、自動車製造のノウハウを入手しようと動いており、これはうわさと符合します(実際には約束したお金を出さなかったと報道あり:詳細は以下の記事を参照ください)。
一方、韓国の『現代自動車』も製造メーカーと目され、株価が暴騰したことがあります。
NDA(Non-Disclosure Agreementの略:守秘義務契約)を交わしているにもかかわらず、同社内部からリークされたものと見られ、『アップル』が嫌気し、『現代自動車』はそのうわさを完全に否定せざるを得なくなりました。
当然、株価は急下落。『現代自動車』の上級社員がインサイダー情報によって株価の売買を行ったのではないかと調査されるというオチまでつきました。
本記事はここまでが前フリです。
で、また出たのです。「Appleカー」を韓国企業が製造するのではないか、という報道が。
『Apple』チームが秘かに韓国を訪問?
『亜州日報(中文版)』の2021年08月09日付け記事によれば、「『アップル』のチームが秘密裏に韓国の『SKグループ』を訪問した」とのこと。
記事タイトルは
です。記事から一部を以下に引用します。
(前略)
自動車業界のニュースによると、「Apple Car」プロジェクトの開発を担当する『アップル』社のチームが先日、特別便で韓国を訪れ、『SKグループ』や複数の自動車部品メーカーを訪問しました。今回の韓国出張で企業と合意した具体的な内容は、商業上の秘密であり、終始秘密が守られます。確かなのは『現代自動車』とは接触しなかったことです。
(後略)
これだけですと、韓国製になる?という推測が出るのも無理がないかもしれませんが、この記事は以下のように続くのです。
(前略)
プログラムの最後に、チームは日本を訪れ、『トヨタ』と話し合いを行いました。
(後略)
「ちょっと待ってくれ!」という記述です。
『アップル』チームが電気自動車のバッテリーを製造する『SKイノベーション』を傘下に持つ『SKグループ』、自動車部品メーカーに接触し、次に日本に飛んで、完成自動車メーカー『トヨタ』に接触した――ということは、部品には韓国製が入るかもしれませんが、完成品は『トヨタ』が作るということにならないでしょうか?
また、『トヨタ』は全個体電池を用いた電気自動車開発のトップランナーです。この事実を『アップル』がどう判断するかです。
記事のタイトルには反しているかもしれませんが、『Appleカー』は日本の『トヨタ』製になる可能性があるのではないでしょうか。
ちなみに同じ件を報じた以下の韓国メディア『ソウル経済』の記事では、『アップル』チームが『トヨタ』を訪問した部分は割愛されています。
⇒参照・引用元:『ソウル経済』「[뒷북비즈]애플카, LG·SK 누구 손 잡을까···韓 기업에 쏠린 눈」
(吉田ハンチング@dcp)