ついこないだまで「1,000兆ウォンの大台に乗った」と韓国メディアも騒いでいたのですが、もはやそれどころではなくなりました。
韓国の「政府負債」の話です。
Money1でもご紹介してきたとおり、そろそろ「このままどこまで行けるのか?」と韓国政府の持続可能性について気にしなければならないのではないでしょうか。
なにせ韓国はハードカレンシーを持っていませんし、アメリカ合衆国のように武力を底においた「カツアゲ」ができるような国ではありません。
直近の基本データを確認しましょう。
韓国の企画財政部が『月刊財政動向07月号』を公表しています。この中に政府負債のデータがあります。以下をご覧ください。
区分(兆ウォン) ’24年 決算 ’25年(暫定)04月 05月 前月比 前年末比 ■ 中央政府の債務* 1,141.2 1,197.8 1,217.8 19.9 76.6 ● 国債 1,139.8 1,196.5 1,216.4 19.9 76.6 - 国家債券** (1,047.9) (1,101.3) (1,119.9) (18.6) (72.0) - 国民住宅債券 (79.1) (78.0) (78.0) (△0.0) (△1.1) - 外平債券(外貨建て国債) (12.8) (17.2) (18.5) (1.3) (5.7) ● 借入金 1.2 1.2 1.2 – – ● 国債無償債務引受 0.2 0.2 0.2 – – ⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向07月号」
2025年05月時点で、政府負債(中央政府のみ:D1)は「1,217.8兆ウォン」です。
文在寅時代にはとうとう1,000兆ウォンなどといっていたのですが、もはやそれどころではありません。
2004年から直近2025年05月までの中央政府負債の推移を見ると、以下のようになります。

ご注目いただきたいのは、借金王・文在寅時代に政府負債が急増している点です。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領時代はなんとかこれを抑えようとしましたが、失敗しました。
韓国政府の負債はこれからさらに増加します。もちろん、とうとう大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが支出を拡大するからです。
見ものは、まず「06月」がどうなるか?――です。
(吉田ハンチング@dcp)







