香港の英字メディア『South China Morning Post(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト)』の記事を韓国メディア『毎日経済』が引用して、日本を非難する記事をしています。
『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』の元記事は2025年05月13日付けに出た記事で、
↑同記事。『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』の紙面(スクリンキャプチャー)
「Japanese restaurant sparks outrage by posting note banning ‘rude’ Chinese customers」
「無礼な」中国人客を禁止する貼り紙を掲示し、日本の飲食店が怒りを呼ぶ
――というタイトルです。
『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』によれば、この記事の執筆者は以下の方です。
↑執筆者は「Fran Lu」さん/スクリーンキャプチャー
記事の内容は、オーバーツーリズムの中、態度の悪い外国人に悩まされた飲食店のオーナーさんが「外国人お断り」の貼り紙をしている、けしからん――という内容です。
この記事内で、Fran Luさんは日本国憲法にも言及しています。
以下のような具合です。
(前略)
According to Japanese law, it is legal for restaurants to only accept Japanese-speaking customers due to language reasons, but discrimination based on a customer’s race or nationality violates Japan’s constitution.日本の法律によれば、言語的な理由で日本語を話せる客のみを受け入れることは合法であるが、顧客の人種や国籍に基づく差別は日本国憲法に反する行為である。
A record 36.9 million international tourists visited Japan last year, up 47.1 per cent from the previous year, exceeding the previous record of 31.9 million set in 2019.
昨年、日本を訪れた外国人観光客は3,690万人で、前年比47.1%増となり、2019年に記録された過去最多の3,190万人を上回った。
The largest number of visitors was from South Korea, which stood at 23.8 per cent, followed by China at 18.9 per cent.
その中で最も多かったのは韓国からの訪問者で、全体の23.8%を占め、次いで中国からの訪問者が18.9%だった。
この『South China Morning Post』の記事を引用して韓国メディア『毎日経済』が記事を出しているのですが、記事のタイトルは、
「“한국인과 중국인은 안 받습니다”…日 식당들, 줄줄이 국적 차별 ‘출입제한’」
「韓国人と中国人はお断りします」……日本の飲食店が相次ぎ国籍差別による「入店制限」を実施
となっています。
この韓国メディアの記事が小賢しいのは、
「日本国憲法によると、言語を理由にして『日本語を話せる客のみを受け入れる』という対応は合法であるが、客の人種や国籍を理由に差別することは憲法に反するというのがSCMPの説明である」
という部分です。
憲法違反だと『South China Morning Post』が言っているよ――と書いています。なんというか、いやしい記事です。
(吉田ハンチング@dcp)