韓国のLCC(格安航空会社)が飛びそうという話など、もう聞き飽きたかもしれません。しかし、本当によく持っているなという『ティーウェイ航空』についてご紹介します。
まず、2022年第1四半期の業績をご覧ください。
↑Google Chromeの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。2021年第1四半期
総売上:596.9億ウォン
営業利益:-389.7億ウォン
当期純利益:-393.0億ウォン
業績は上掲のように真っ赤ですが、貸借対照表もひどいのです。
「現金および現金性資産」は「78.6億ウォン」しかありません。短期金融資産は788.8億ウォン。そのくせ流動負債は3,184.0億ウォンあって、うち短期借入金が775.3億ウォンあります。
負債総額は「7,668.8億ウォン」。資本が「104.3億ウォン」しかありませんので、負債比率は「7,352.6%」。
無茶苦茶な数字です。
赤字な上に、人件費や燃料代、飛行機のリース代などは毎月出ていきます。コロナ禍の後、矢継ぎ早に有償増資(新株を発行して資金を調達することです)を繰り返し、キャッシュを獲得しては借金返済に回しつつ維持する――という自転車操業を継続してきました。
どこまで続けられるか……なのです。
(吉田ハンチング@dcp)