『Bloomberg』など外信が報じていますが、『Apple(アップル)』が中国・大連市中山区の百年城ショッピングセンターにある店舗を閉鎖すると発表しました。
※2025年08月09日に閉店。

↑2025年08月09日20:00に営業停止する「百年城店」。
これは、2008年に中国本土に店舗を出店して以来初めての「店舗閉鎖」です。その意味では象徴的な出来事といえるでしょう。
『アップル』はこれからも店舗拡張を行うとしてはいるものの、今回の閉店は中国本土での業績「失速」を反映したものと見られます。
2024年第2四半期の中国での総売上は「160億ドル」。対前年同期比で「-2.3%」です。
この数字は市場コンセンサス「168億ドル」を下回ったものです。
また、中国における『アップル』のシェアも低下してます。
『Counterpoint Research』の数字を引けば、中国市場における『アップル』のシェアは、
2023年:17.9%
2024年:15.5%
――と低下しています。これは、いわゆる「愛国消費」というヤツに巻き込まれた部分もかなりあります。また、毎度おなじみの安値の叩き合いの影響も大きいです。
『Huawei(ファーウェイ)』、『Xiaomi(小米:シャオミ)』、『Vivo』が売上・シェアを伸ばしているのです。
ちなみに韓国ブランドはもはや「その他」にまとめられており、そのシェアは1%未満。
韓国製スマホはもはや完全に中国市場を失ったのです。
(吉田ハンチング@dcp)






