火事の話ばかりで申し訳ないのですが、次々と案件が出るのでご紹介せざるを得ません。
『北京現代』は、中国『北京汽車工業控股』と韓国『現代自動車』の合弁会社ですが、『北京現代』の「ツーソン」という車種がリコールになりました。
リコール対象は、驚くなかれ「42万5,201台」です。
「中国国家市場監督管理総局」は2021年02月09日に以下の文書を出しています。
上掲文書の一部を以下に引用します。
2015年05月12日から2018年12月14日までに生産された新型「ツーソン」と、2018年08月27日から2019年03月23日までに生産された「4代目ツーソン」の合計42万5,201台を、2021年03月16日からリコールすることを決定した。
(後略)
リコール原因を述べた以下の部分にご注目ください。
このリコールの対象となっている車両は、HECU(Hydraulic Electronic Control Unit)内部でショート(短絡)を起こす可能性があり、極端な場合にはエンジンルームの火災につながる可能性があるため、安全上の危険性がある。
(後略)
というわけで、また火事の恐れでリコールなのです。
韓国『現代自動車』は「品質コスト引当金」を積んでいますが、このようにリコールが連続するととても足りそうにありません。
韓国メディアは「自動車の輸出が回復した」なんて喜んでいますが、リコール多発によって『現代自動車』の業績が赤字になることも考えられるのです(実際2020年第3四半期は「品質コスト引当金」のおかげで大赤字になりました)。
『現代自動車』は燃えない自動車を作らないといけません。
⇒参照・引用元:『中国国家市場監督管理総局』公式サイト「北京现代汽车有限公司召回部分全新途胜及部分第四代途胜汽车」(原文・中国語/筆者(バカ)意訳)
(吉田ハンチング@dcp)