韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは国連総会に出席するためにニューヨークに出張。
Money1でもご紹介したとおり、ガランとしたほとんど聞く人ない中、「韓国が(光の革命で)国際社会に復帰」と表明しました。正直、外国首脳の皆さんにとっては「何のこっちゃ」だったでしょう。
外国首脳が大量に勢ぞろいしますので、あちこちで首脳会談が繰り広げられます。
――そんな中、韓国の李在明(イ・ジェミョン)さんがフランスのマクロン大統領に首脳会談をドタキャンされた――と情報が出ました。
カナダで開催されたG7サミットで「トランプ大統領に首脳会談をドタキャンされた!」という情報が出て以来、韓国の大統領室は「海外首脳に相手にされていない」という情報が出ることを極度に恐れています。

↑イタリアのジョルジャ・メローニ首相と会談を行う李在明(イ・ジェミョン)さん。
メローニ首相と会談を行った後、本来であればマクロン大統領と会う計画だった――のですが、これが急きょ中止になりました。

↑これは06月17日のG7サミット時の拡大ランチMTGのときの様子。
韓国大統領室は、
「本日予定されていたフランスのマクロン大統領との首脳会談は、フランス側に国内事情により緊急に処理しなければならないやむを得ない事由が発生し、延期を要請したものの、両国首脳の日程上、結果的に中止となった」
――と明らかにしています。
仕方がないので、李在明(イ・ジェミョン)さんは次にポーランドのカルル・ナブロツキ大統領と会談を行いました。

↑ポーランドのナブロツキ大統領と並ぶ李在明(イ・ジェミョン)さん。
では、フランスのマクロン大統領はそのとき何をしていたのでしょうか?
以下はエリゼ宮の公式ダイアリーと公式記事、主要仏メディア報道を突き合わせた要約です(時刻はエリゼ宮の“President’s diary”掲載の時刻表記)。
09月22日(月)
到着後:イスラエル/パレスチナの市民社会代表と面会。同日:パレスチナ国家を承認と表明(サウジと共催の高級会合/UN本部)。主要仏メディアも大きく報道。
09月23日(火)
午前:投資ファンド・銀行との“アトラクティビティ”朝食会(仏総領事館)。
15:00:米国大統領 ドナルド・トランプと会談。
16:00:カザフスタン大統領 トカエフと会談。
夕刻:国連総会 本会議で演説(UN Web TVにも記録)。
19:00:IAEA グロッシ事務局長と会談。09月24日(水)
10:30:イラン大統領 ペゼシュキアンと会談。
11:15:シリア移行政権 暫定議長 アフマド・アル=シャラーと会談。
12:00:コンゴ民主共和国 ツシセケディ大統領とワーキング・ランチ。
16:00:ケニア大統領 ウィリアム・ルトと会談。補足
エリゼ宮の「大統領日程」およびNY渡航ページに、仏韓会談の記載は見当たりません。上記のとおり、同期間に優先されたのは中東・アフリカの首脳・機関です。仏主要メディアの露出はパレスチナ国家承認と中東外交に集中(Le Monde、France24mなど)
マクロンさんが何の日程を優先して李在明(イ・ジェミョン)さんとの会談をオミットしたのか、特定はできませんが、少なくともパレスチナおよびアフリカ関連に注力しているのは確かです。
フランスから遠く離れた「極東の端っこの半島国家」にことより、より近場の中東、アフリカの問題を優先するのは当然のことでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)






