2025年11月06日14:02頃、韓国蔚山南区龍潜洞にある『韓国東西発電』の蔚山火力発電所で、構造物が突然崩落するという事故がありました。

この蔚山火力発電所は、2022年に稼働を停止した、いわば「廃発電所」です(1981年に竣工)。解体・撤去工事が進められていた中で、5号機のボイラー棟が崩壊しました。
上掲のGIFでも確認できるとおり、完全に人が巻き込まれています。
2025年11月06日15:00時点の『119.com』の情報では「9人」が巻き込まれたとなっていました。
韓国メディアの報道では(消防局の情報を総合すれば)「構造物の下に生き埋めになった人は7人」としています。このうち5人は死亡(または死亡推定)で、残り2人はいまだ行方不明――とのこと。
大変痛ましい事故となりました。

↑事故現場の写真。崩壊したのは第5ボイラー棟。
事故の原因は現在究明中ですが、発破解体を控えた「脆弱化作業」を行っている最中に事故が発生した――となっています。脆弱化作業というのは、構造物の一部をあらかじめ切断しておく作業のこと――としています。
(吉田ハンチング@dcp)






