2024年12月12日に、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が「言われっぱなしじゃねーぞ」と、なぜ非常戒厳を宣布したのか、自身の思いを吐露する談話を出しました。
いかに韓国最大野党『共に民主党』が傲岸不遜な態度を取ってきたのか、いかに国政が壟断されているのかぶちまけたものでしたが、この談話に対して、中国が「中国共産党は韓国大統領の弁について苦々しく思っている」ことを表明しました。
2024年12月12日に中国外交部の定例記者ブリーフィングで以下のようなやりとりがあったのです。
韓国『中央日報』記者:
韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が今日、韓国国民に向けた演説で、中国国民が韓国の安全を脅かしたケースについて言及しました。また、中国製の太陽光発電設備が韓国の森林を破壊するとも述べました。この件について中国政府の見解をお聞かせください」
毛寧:
中国側はこの件についての状況に注意を払っており、韓国側のこれらの発言に驚きと不満を感じています。中国側は韓国の内政にはコメントしませんが、韓国側が内政問題を中国関連の要素と結びつけ、不当な「中国スパイ」問題をでっち上げたり、正常な経済・貿易協力を中傷したりすることには断固として反対します。
こうした行為は中韓関係の健全で安定した発展に資するものではありません。
中国政府は海外にいる中国国民に対し、現地の法律や規則を遵守するよう常に求めています。
また、韓国側が言及したケースについては、現在のところ結論に至っていないと承知しており、中韓両国の関連部門は引き続き連絡を保っています。中国側は改めて韓国側に対し、中国国民に関わる案件を公正に処理し、案件の処理状況を速やかに中国側に通知すること、そして関係する中国国民の安全と合法的権益を確実に保護することを求めます。
中国のグリーン産業の発展は、世界市場の需要、技術革新、そして充分な競争の結果であり、気候変動への対応や世界的な環境ガバナンスの改善に重要な貢献をしています。
上掲の記事ご紹介したとおり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、爆発談話で中国人のスパイ活動について言及しましたが(上掲記事の談話全文を参照してください)、これがお気に召さなかったようです。
韓国は日本と同じくスパイ天国なところがあります。朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の時代にはKCIAが目を光らせていましたが、もはやそのような状況はありません。北朝鮮から浸透され、中国人のスパイも工作を行っています。
残念ながら韓国にはこれを取り締まる法律がないのです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が
「しかし、現行の法律では、外国人のスパイ行為をスパイ罪で処罰する方法がありません。
このような状況を防ぐために刑法のスパイ罪の条項を修正しようとしましたが、巨大野党が頑なに阻止しています」
と述べたのはそのためです。『共に民主党』が阻んでいる理由は簡単で、スパイ罪で捕まるかもしれない輩、胸にやましい議員がいるからです。
なにせ、次の大統領を(もはや)自認している李在明(イ・ジェミョン)さん自身が「北朝鮮に送金した」疑惑を持たれたているのです。
北朝鮮は現在でも韓国の主敵であり、休戦状態のママなのです。本来なら李在明(イ・ジェミョン)さんこそ利敵罪が適用されるべき存在なのです。国家保安法で吊るすべきででしょう。
――にもかかわらず、李在明(イ・ジェミョン)さんこそ次の大統領にふさわしいそうです。こういうのを「ばかに付ける薬はない」と言います。
太陽光パネルについても、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は正しいことを言っています。
中国のイナゴのような企業に侵食され、外国のドメスティックな企業はばたばた倒れました。最悪なのは、中国企業と結託して、国土の山野を切り開き、醜い太陽光パネルを設置して回る中国共産党のイヌ企業、中共のイヌ議員がいることです。
こういう連中をアゲるためには、アル・カポネと同じで金の流れを追うのが一番です。必ず金の還流があるはずです。
それはともかく、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の国民談話は中国共産党には効いたようです。嫌がっていますから。
(吉田ハンチング@dcp)