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アメリカの国債は「リスクフリー」という話 「スプレッド」の考え方

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アメリカ国債の利率が上昇しておりまして、ぜひ買いたいなんて人もいらっしゃるのではないでしょうか。アメリカ国債は「リスクフリー」だといわれます。つまり、デフォルトする可能性がゼロだと考えられている安全資産なわけです。

そのため、アメリカ国債(その利率)を基準にいろんなことが考えられます。「スプレッド」もその一つです。投資のお話の中にはよく出てくるカタカナ言葉ですが、どういう意味か存じでしょうか?

例えば、アメリカの国債・10年ものの金利が「2.25%」だとしましょう。これを購入すれば年に「2.25%」の利益が得られるわけです。しかも、発行しているのがアメリカ政府ですからデフォルトすることはありません。安心安全で、これがリスクフリーの意味です。

アメリカだってデフォルトするかもしれない、という話はありますがちょっとそれは脇へ置いておきます。

さて、あなたがアメリカの国債を購入しようとしていた矢先に、証券会社から「A社が10年ものの社債を発行するのですが買いませんか?」という連絡が入りました。あなたは、どのくらいの利率なら購入を考えるでしょうか?

ここで直面するのは「リスクの測り方」です。アメリカ国債と同じ「2.25%」だったら、バカバカしくてお話にならない、と思うでしょう。当然ですね。絶対にデフォルトしないと考えられるアメリカ政府が発行する債券ですら「2.25%」の利率。

先行きがどうなるか誰にも保証できないA社の債権を買うのであれば、それより大きな利率を保証すべきだ、と誰もが考えます。確証の得られないものにお金を張る勇者には、その分利益を約束すべき、というのは当然でしょう。

ここで、

●アメリカ国債の利率「2.25%」
●上載せ分

という考え方が出てきます。アメリカ国債の利率分はリスクフリー。つまり、あって当然の利率。「そこから、さあいくら(金利を)積むのか?」というわけです。この上乗せ分が、「クレジット・スプレッド」といわれるものなのです。「上乗せされる割増し金」のことを「プレミアム」といいますので「信用プレミアム」といわれることもあります。

単に「スプレッド」といわれることもありますが、意味するところは同じで、リスクフリーのアメリカ国債10年ものの金利に「上載せする金利」のことです。その単位には、bp(ベーシスポイント)が使われます。1bpは1毛で「0.01%」に当たります。例えば「スプレッド:300bps」と記載されていたら「3%」のことです。

アメリカ国債はリスクフリーと考えられるその性格上、スプレッドだけでなく、金融・投資の世界ではいろんなコンセプトの基準として用いられます。

(高橋モータース@dcp)

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